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平成17年度 第11回吉野川現地(フィールド)講座開催

「コアジサシのデコイ(模型)作り」
 徳島河川国道事務所では、平成18年3月25日に「コアジサシのデコイ(模型)作り」のフィールド講座を、徳島県、吉野川交流推進会議及び日本野鳥の会徳島県支部の共催で開催しました。今回のフィールド講座は、吉野川における繁殖実績が減少しているコアジサシ(環境省レッドデータブック:絶滅危惧U類)の繁殖地保全対策の一環であり、デコイ(模型)を河原に置いてコアジサシを呼び戻すことを試みるとともに、デコイ作りを通して流域住民の方々に河川環境を保全することの大切さについて学んで頂くことを目的としています。
 今回の講座は昨年に引き続いての開催であり、募集定員50名(親子25組)に対して約80名の応募があり、大変好評でした。なお、当日の参加者は、小学生とその保護者の方など、70名の参加を頂きました。
 講座では、最初に事務所からフィールド講座の目的、コアジサシの飛来状況の経年変化などについて説明しました。また、河川環境・渓流アドバイザーの小林實先生にはコアジサシの生態などについて、日本野鳥の会徳島県支部の三宅支部長にはデコイの効果などについてそれぞれお話しして頂きました。
 説明終了後、2会場に分かれて作業に取りかかりました。デコイ作りは、事務所担当者の説明を聞きながら、デコイの見本や写真を参考に進めていきました。最初は、吉野川の河原で採取した石に紙粘土を巻き付けるところから始めます。この作業は、手のひらで紙粘土を押さえながら石全体を覆うことから、小さな子供達には大変な作業のようであり、重そうに石を持ち替えながら作っている様子でした。次に、胴体部分に頭と尾羽を取り付けるのですが、くちばしの細い部分や尾羽の部分は細長い形にする必要があることから、大人の参加者も慎重に紙粘土の形を整えておりました。最後に、白、灰色、黒、黄色と順番に着色していくのですが、白と黒の混ぜ方やむらなく塗る作業が子供達だけでは難しく、親子で相談しながら真剣に取り組んでおられました。また、余った紙粘土でタマゴやヒナを作っている方もおられるなど、終始和やかな雰囲気の中、楽しそうにデコイ作りに取り組まれておりました。なお、フィールド講座終了後に書いて頂いたアンケートによると、「簡単そうに見えて、難しいと感じました。」、「自分の作ったデコイにコアジサシが来て欲しいと思います。」、「子供と一緒に参加できて楽しくできました。」といったご意見を頂きました。
 出来上がったデコイは、2週間後の4月8日に吉野川の河原に設置してもらい、その後で野鳥観察も体験して頂く予定になっております。昨年度は、デコイ周辺でのコアジサシの繁殖は確認されませんでしたが、今回は是非とも皆さんが作ったデコイがたくさんのコアジサシを呼び寄せて、その近くでタマゴを生み、ヒナを育ててくれることを期待しています。


事務所からの説明

小林先生によるコアジサシの説明

三宅支部長よるデコイの説明

石を紙粘土で覆って体を作っている様子

絵の具で着色をしている様子

できあがったデコイ

第1会場での集合写真

第2会場での集合写真

 



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