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平成17年度 第6回吉野川現地(フィールド)講座開催
「災害復旧状況を見てみよう!」
毎年四国四県持ち回りで開催している「暮らしと技術の建設フェア」(11月11日〜12日)の実施イベントとして、11月12日に第6回「吉野川現地(フィールド)講座」を開催しました。テーマは、「災害復旧状況を見てみよう!」です。平成16年に発生した台風10号、16号、21号、23号の出水により、吉野川と旧吉野川等で堤防等の河川管理施設が、40箇所で被災したことから、現在早期に住民の安全・安心を回復すべく災害復旧工事を実施しています。
今回、災害復旧状況を見ていただくことにより、河川管理施設の重要性 を認識して頂くために4箇所の工事現場を見ていただきました。
出発の前に、嘉田工務第一課長より平成16年の災害箇所について、被災状況写真の入った参考資料をもとに説明を行いました。そして、徳島市川内町の「上別宮護岸災害復旧 箇所」(吉野川橋左岸下流)に行き、野本吉野川上板出張所長の説明で、法覆護岸工の環 境保全型ブロック(青石を使ったブロック)を法面に設置している現場を見学しました。青石の貼り付ける高さ・間隔を設置場所により使い分けたりして施工をし、環境に配慮して工夫をしている点等が説明されました。
つぎに、徳島市応神町の「中原護岸災害復旧第3箇所」(JR橋左岸下流)に行き、同じく野本出張所長の説明により、干潟の環境に配慮して近くに生えていた「シオクグ」(カヤツリグサ科・スゲ属、多年草、高さ30〜60pくらい)を植え替えたり、カニ・魚等が生息しやすい様に籠状のブロックの中に詰める石の組み方も工夫していることなどが説明されました。
3箇所目は、徳島市不動北町の「不動北護岸災害復旧第2箇所」(名田橋右岸下流)に行き、今度は、松本吉野川鴨島出張所長の説明で、根固め工の現場を見学しました。この箇所は、川の水深が21mと深いため水中には袋詰め玉石を沈め、その上に根固め工を行う工法で工事を行っています。ちょうど見学するのに合わせてクレーンを使って袋詰め玉石を沈める工事を見てもらいました。
最後に、徳島市上助任町の「上助任護岸災害復旧箇所」(吉野川橋右岸橋下付近)に行き同じく松本出張所長の説明により、護岸基礎工でハット形鋼矢板(通常の矢板(60p)より更に広い90p巾の矢板)を使用している点が説明されました。今回は、通常の矢板 とほぼ同じ速度で打設でき、巾が広い事から施工が早く工期短縮に役立っている点などが説明されました。
約3時間半の行程にもかかわらず、参加者の27人は説明者の話にメモを取ったり、熱心に写真を撮ったりして、日頃近づくことのできない工事現場を見学されていました。