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平成16年度 第9回吉野川現地(フィールド)講座開催
 
 平成17年3月5日、「コアジサシデコイ作り」のフィールド講座を国土交通省、徳島県、吉野川交流推進会議及び日本野鳥の会徳島県支部の共催で実施しました。
 コアジサシは4月頃に東南アジアやオーストラリアから日本にやってきて、川や海岸で小魚を採って食べ、草があまり生えていない河原や砂浜、埋め立て地等でタマゴを生み、産まれたヒナが大きくなる8月頃に帰っていく、渡り鳥です。
 環境省のRDBでは、絶滅の危険が増大している種である「絶滅危惧U類」にリストアップされています。
 徳島河川国道事務所が実施した河川水辺の国勢調査や日本野鳥の会徳島県支部が吉野川の河口で毎月調査した結果からもコアジサシの確認数が近年減少してきていることが分かりました。
 そこで、コアジサシ繁殖地保全策の一環として、デコイを作り吉野川の河原に設置することで、コアジサシが自分たちの仲間がいると思い安心して繁殖活動をし、かつての吉野川のようにコアジサシを呼び戻すことを計画しました。
 講座には、小学生とその保護者の方約60名に参加頂き実施しました。最初に、河川・渓流環境アドバイザーの小林実先生からコアジサシの説明、日本野鳥の会の曽良寛武徳島県支部長より活動内容の紹介をして頂き、デコイ作りを行いました。
 デコイ作りは、吉野川の河原で採取した小石に紙粘土を巻き付けた後、頭と尻尾の部分を付け型作りを行い、絵の具で着色して出来上がりです。
 参加者はコアジサシの写真や見本と熱心に見比べながら、手をどろんこにして楽しそうに「もっとここに粘土を重ねるとそっくりになるよ」と親子で楽しく相談しながら又、真剣な表情で色づけをしてくれました。なかには、あまった粘土でヒナやタマゴを作ってくれるなど創造力ががどんどん膨らませ、夢中になって作ってくれました。
 出来上がったデコイは、 参加者に3月19日に吉野川の河原に設置してもらうとともに、野鳥観察会を開催し吉野川の自然に親しんでもらうことにしています。
 吉野川では昨年台風による出水が沢山あり、それにより河原に生えていた草がほとんど流失しコアジサシがタマゴを生むのに適した環境となっています。
 デコイを自分達の仲間と思い沢山のコアジサシが安心しデコイの周辺でタマゴを生みヒナを育ててくれることを願っています。

こちらからフィールド講座の状況写真が見られます。
小石に紙粘土を巻き付けます
小石に紙粘土を巻き付けます
頭尾の部分を付けます
頭尾の部分を付けます
粘土を重ねて形を整えます
粘土を重ねて形を整えます
色づけをします
色づけをします
できあがったコアジサシ
できあがったコアジサシ
1階会議室での集合写真
1階会議室での集合写真
2階会議室での集合写真
2階会議室での集合写真