議事2:共通のテーブル実現に向けたイメージ


■代替案をキーワードにした共通 のテーブルのテーマ
行動にあたって
知恵の樹
■代替案の基本理念や計画条件とは何かをテーマに
  (いくつかのキーワード)
●現堰の価値、現堰を残したい
●現堰は治水・利水上不安がある
●治水、利水、環境多様な価値観を反映する
●吉野川全体から第十堰を考える
●第3回懇談会グループ討議
・ 洪水が起きても心配ない、分水も心配ないなら可動堰でなくてもOK
・ 計画条件を共有することが重要
・ 川を大切に、命と安全、利水は必要は共通
■みんなでいい解決をするために
1. 第十堰に関する団体が共通のテーブルで話し合うことが必要 2. 流域全体の市民が参加できる仕組みが必要 3. 治水と環境・空間価値(風景、体験)を両立させる新しい知恵を出す 4. 多様な選択肢を用意してみんなで考える
■これまでに不足していたこと
1. 計画をつくる段階での市民参加がなかった(情報公開のあり方にも問題)
2. 意見や立場が異なる市民(団体)間の話し合いがなかった
3. 治水と環境、空間価値といった多様な価値観の論議がなかった
4. 多様な選択肢がなかった
■多様な選択肢を用意する方法をテーマに
●建設省案しかなかったから○か×かになったのでは?
●みんなの会以外にも多様な案を求めた方がいいのでは?
● そうでないと、今度はみんなの会の案に○か×かにならないか
● 「多様な選択肢の用意方法」は共通のテーマになるのでは?
●公募する場合は、与条件や選定基準、選定委員の構成、選定方法等の検討が必要
●懇談会で出た意見
・日本中の工学者に検討してもらう ・多数の案件を作成して選択する
・ 堰の型などを一般公募
・コンペ(設計競技)をして判断
■共通のテーブルが実現するためのハードル
なぜつかないのか/共通点はないのか/どういう条件だったらつけるのか
●懇談会で出た意見
・共通点を見つける
■かみ合っていないところもあるけれど、
          一致しているところもあるのでは?

●多様な選択肢(代替案)をつくる ・市民のみなさんから出てくる代替案を検討していく(大平所長/第2回懇談会) ・建設省の可動堰に替わる市民案(第十堰保存)を作成する(第十堰みんなの会/4/16読売)
●新しい価値観を反映した案を検討する ・環境、治水、利水、三者がもっとよくなる案を議論する(第3回懇談会/大平所長) ・現堰の価値を語り合いながら市民案を考えていく(第十堰みんなの会/4/16徳新) ・どうすれば(洪水上の)不安が解消するかを話し合う(吉野川だよりNo.58/4/26)
●多くの市民が参加し話し合う ・吉野川を大事に思う人たちによる提案をベースにした話し合いを通 じて(大平所長/第1回懇談会) ・地域住民が将来像を考え、提案していく必要がある(住民投票の会/3/3徳新)
●多くの人の意見を反映する ・多くの人が納得できる方策(大平所長/第1回懇談会) ・流域や全国からの意見もくみ上げていく(住民投票の会/3/3徳新) ・住民が望む第十堰の将来像をつくりあげたい(第十堰みんなの会)
●懇談会で出た意見
・ 知事が決めた審議委員会なんて御用委員会で意味がない。
・ 行政は市民提案を法的、財政的に研究
■代替案を評価するシステムをテーマに
●代替案を建設省に提出して建設省に評価してもらうの?
●新しい評価システム(場の設定、評価基準、評価委員の構成、市民意見の反映)や評価基準というものが必要では?
●これは共通のテーマになるのでは?
■代替案を民主的に検討する方法をテーマに
●共通のテーブルとか、評価委員会で決定していいの?
●流域住民の意見を聞いたり、反映する仕組みが必要では?
●これも共通のテーマになるのでは?
●懇談会で出た意見
・審議委員会がなぜ失敗したか
・ 徳島市だけでなく、ほかの市町村の人や氾濫源に住んでいる人の意見も聞いてほしい
・ みんなが納得できる情報公開
■共通のテーブルの運営/専門家との関係
●意見や立場の異なる団体代表が参加する場を誰が運営するかというのが大きな難題です。
●中立・公平な運営者の存在が必要
●専門家の位置づけは?
●懇談会で出た意見
・第三者機関が入って
・審議委員会は御用委員会
・主体は市民、専門家は補佐
・学者だけでなく漁師さんなど
■一致点を話し合うところからスタートできないか
・話し合いとか市民参加というのは、元々バラバラな意見を収れんするために必要なものではありませんか?
・一致点の積み上げをしながら、白紙撤回とゼロからスタートもテーマにするとか?
●懇談会で出た意見
・合意できるところから積み上げていく
・建設省が白紙撤回を言えばすぐ対話は実現するのでは?