議事3:懇談会の役割と進め方について


1.懇談会運営の大原則(案)
(1)本懇談会は、懇談会メンバーが主体となって運営する。
(2)市民参加と対話のあり方に関する懇談会という性格をふまえて議論する。
(3)立場の違いや意見の違いを認めあい、話し合いの中から創造的な提案を生み出す。
(4)賛成、反対ではなく、中立的・建設的な討論をする。
(5)意見の違いは保留し、懇談会参加者全員の合意、または同意を原則としてすすめる。
(6)懇談会は全面的情報公開で行う。
(7)懇談会の門戸を開放し、若い人や女性などより多様な人々が参加できるようにする。
(8)建設省と徳島県は一参加者として本懇談会に参加し、自由に意見を述べることができる。

2.懇談会の運営方式(案)
[役割分担]

 ・当面、懇談会の進行役は第3者(吉村)に手伝ってもらうが、適切な時期にメンバーの中から座長や
  運営委員を選出していただく。
 ・進行役、座長、世話人会は、懇談会メンバー相互がいい関係に保たれ、懇談会が仲良く円滑に進むよ
  うにまとめ役的な役割を果たす。事前に懇談会テーマなどを検討し、次の懇談会に提起する。
[話し合いのルール]
 ・異なる意見があることを認め、自分の意見に固執せず、柔軟に。
 ・全員の意見表明を基本にして、十分時間をかけて議論する。全員の意見を汲み上げるためのグループ
  討議など様々な運営方法を適用する。
 ・たくさんの人が発言できるよう、手短に話すよう心がける。
 ・人の話をよく聞くよう心がける。
 ・主張がメインではなく、相手の意見に耳を傾け、学習を通じて共通の目標を見つけるよう心がける。
 ・少数意見を尊重する。
 ・必要に応じて学習や現場調査などを行う。

3.検討課題および取り組み(案)
[問題と魅力を共有する]

 ・吉野川全体、および第十堰の課題と魅力を抽出し、共有する
[参加のあり方を考える]
 ・市民参加の場の設定方法(参加者の構成と選定方法/テーマ設定や意見の検討方法)
 ・対話のルールやマナーの検討
 ・住民意向の把握方法および意見反映の仕組みに関する検討
 ・行政の役割、市民の役割、学識者・専門家の役割および相互の関係に関する検討
 ・河川法に基づく新しい仕組みづくりの検討
[行動計画を立案する]
 ・学習とアクションプログラム(講習会、現地見学会、清掃活動など)の検討
 ・流域住民(団体)との意見交換会(シンポジウムなど)

4.第1回懇談会ニュースの発行について
 ・ニュース第1号を作成しました。よろしければ、この内容で発行します。
 ・ニュースの名称:「吉野川方式懇談会」かわら版(第1号は仮称のまま?)
 ・発行者:「吉野川の未来と対話のあり方を考える懇談会」
 ・事務局:建設省徳島工事事務所
 ・印刷、配布先および配布方法
 ・内容の承認方法

 毎回懇談会の場で確認をとると発行時期が遅れ、ニュース性が失われてしまいます。
 座長、あるいは世話人会が設置された場合は再度検討するとして、当面、コーディネーター役の
 吉村の責任で発行するということでよいでしょうか。

5.交通費、謝金、委嘱状の取り扱いについて
 ・アンケートの集計により、徳島工事事務所としては、交通費は支給、謝金は支給しない、委嘱
  状についてはこの場で決めてほしいと通知されています。