第十堰樹木刈り取りQ&A

■なぜ樹木の刈り取りが必要なの?
 現在、第十堰上堰の青石張りの箇所において破損が生じています。これは、流水による直接的な影響が原因となっているだけでなく、樹木による影響も否定できないため、河川管理施設を健全に保つためには、現在の樹木繁茂の状態は好ましいものではありません。
 そのため、今後の洪水においてさらなる青石張りの破損を防ぐため、樹木刈り取りが必要です。
 なお、既に青石が崩れている青石張りの箇所の補修については、現在継続中の「第十堰の形状把握調査」の結果を受け、今後検討していくこととしております。

■環境への影響はないの?
 第十堰周辺の植物、鳥類、小動物、陸上昆虫類の環境調査を昨年の5月から12月にかけて実施しました。その結果及び学識経験者の助言により、鳥類等の繁殖期以外に実施すれば生態系への影響が少ないと判断しています。

■なぜ今回樹木刈り取りを行うの?
 前述している通り、次期出水期までに刈り取りをする必要があること、また、鳥類等の繁殖期以外の実施では樹木刈り取りによる生態系への影響が少ないことから、今年の2、3月に実施する予定にしています。

■なぜ、『みんなで第十堰の樹木を刈りとろう』をやるの?
 「よりよい吉野川づくりに向けて(平成16年4月27日発表)」で「吉野川の河川整備については、早急に水系全体の治水、利水、環境の幅広い観点から調査を行い、これらの情報を流域住民の方々と共有し、現状の課題を整理していきます。」と表明しました。第十堰についても、同じように流域の住民の方々と調査内容などを情報共有する必要があると考えています。
 その中で、流域住民の方々に第十堰の樹木刈り取りについてより深く理解していただくために、『みんなで第十堰の樹木を刈りとろう』を行う予定です。