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吉野川シナダレスズメガヤ対策検討委員会
公開モニタリング調査について
設置主旨

 近年、吉野川の河原において外来種であるシナダレスズメガヤ(英名:ウィーピングラブグラス)が急激に繁茂してきている。
 外来種の中には、在来種の排除による生物多様性の低下や河原の微地形を変化させるなど、環境面や治水面への問題を引きおこすものも確認されており、シナダレスズメガヤについても同様の恐れがあります。

 このため、シナダレスズメガヤの基礎的な資料を得るとともに、河川環境に与える影響など問題点を把握し、試験的な対策やモニタリング調査などを実施しながら、その対策を検討することを目的に「吉野川シナダレスズメガヤ対策検討委員会」を設置しました。
  
 今回、検討委員会の委員による現地調査を一般公開で、次のとおり実施いたします。

 ■公開モニタリング調査
  1.実施日時:平成16年11月9日(火) 10時〜11時30分
  2.実施場所:板野郡吉野町西条地先
         (西条大橋上流の河川敷 : 別図のとおり
  3.実施内容:植物調査

  4.参加される方は10時までに別図の集合場所においでください。

 ■今回の公開調査は、当初10月22日に予定していたものを、台風23号による出水のため延期し
  たものです。

 
平成16年11月2日

国土交通省 四国地方整備局 徳島河川国道事務所

問い合わせ先
   国土交通省 四国地方整備局 徳島河川国道事務所 
     副所長(地域)                 (内線206) 
     河川環境課長   TEL088−654−9176(直通)
 
 
 
吉野川シナダレスズメガヤ対策検討委員会
これまでの検討経緯


■第1回検討委員会
   平成16年1月15日
   現地視察及び現状の問題点と課題への対応等について検討。

■第2回検討委員会
   平成16年3月5日
   シナダレスズメガヤ試験施工について検討。

■試験施工事前調査
   平成16年4月27日〜5月14日
   実施内容:植物調査、鳥類調査、河床材料調査
   試験施工にあたり、シナダレスズメガヤの侵入状況や河床材料のデータを収集するとともに、貴重植物
   や、鳥類の繁殖行動の確認を実施。

■試験施工
   平成16年5月14日〜6月4日
   重機によるシナダレスズメガヤの抜き取り、表土のはぎ取り、樹木の伐採による試験区の造成。

■第1回吉野川現地(フィールド)講座の開催
   平成16年5月29日
   テーマ:「吉野川の外来植物対策」
   内 容:試験施工地の見学、シナダレスズメガヤの抜き取り体験等

■試験施工直後のモニタリング調査
   平成16年6月16日〜20日
   実施内容:河床材料調査、鳥類調査、地形測量

■夏期モニタリング調査
   平成16年7月14日〜24日
   実施内容:植物調査、河床材料調査、地形測量
   7月14日は検討委員会の委員による現地調査を一般公開で実施

■秋期モニタリング調査
   平成16年10月13日〜28日(実施中)
   実施内容:植物調査

■その他
   これまでの調査経過等については、徳島河川国道事務所のホームページをご覧ください。

URL http://www.toku-mlit.go.jp/river/kangaeru/yoriyoikawa/shinadare/shinadare.htm