近年、吉野川の河原において外来種であるシナダレスズメガヤ(英名:ウィーピングラブグラス)が急激に
繁茂してきている。
外来種の中には、在来種の排除による生物多様性の低下や河原の微地形を変化させるなど、環境面や治水面
への問題を引きおこすものも確認されており、シナダレスズメガヤについても同様の恐れがあります。
このため、シナダレスズメガヤの基礎的な資料を得るとともに、河川環境に与える影響など問題点を把握し
、試験的な対策やモニタリング調査などを実施しながら、その対策を検討することを目的に「吉野川シナダ
レスズメガヤ対策検討委員会」を設置しました。
■第1回検討委員会(平成16年1月15日)
現地視察及び現状の問題点と課題への対応等について検討を行いました。
■第2回検討委員会(平成16年3月5日)
シナダレスズメガヤ試験施工について検討を行いました。
■試験施工(平成16年5月14日〜6月4日)
重機によるシナダレスズメガヤの抜き取り、表土のはぎ取り、樹木の伐採による試験区の造成を行いまし
た。
■第1回吉野川現地(フィールド)講座の開催(平成16年5月29日)
テーマ:「吉野川の外来植物対策」
内 容:試験施工地の見学、シナダレスズメガヤの抜き取り体験等
実施時期:平成16年6月16日〜30日(予定)
実施場所:板野郡吉野町西条地先(西条大橋上流の河川敷:別図のとおり)
実施内容:河床材料調査、鳥類調査、地形測量
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