拡大
 
記者発表ロゴ
 
第1回「吉野川堤防強化検討委員会」開催について
 

 「平成16年7月福井豪雨」、「平成16年7月新潟・福島豪雨」、等の大水害での被害の大きな原因として堤防の決壊が挙げられています。
 吉野川の堤防は基本的に土で造られていますが、使われる土の種類も砂利や砂、山土と多岐にわたるとともに、施工方法も年代によって様々であり、同じ堤防の形をしていても場所によって堤防の強度にバラツキがある事が実態です。
 そのため、堤防や堤防近くの田畑からの漏水や河岸の洗掘は、警戒水位を超えた程度の洪水で発生しています。漏水または洗掘に対しては、その都度補強を実施していますが、計画高水位時に対策が効果を発揮するかは確認ができていません。
 国土交通省(旧内務省を含む)が工事を始めて以来、吉野川の堤防は、幸いにして決壊の経験はありませんが、昭和29年9月ジューン台風の戦後最大洪水時には、破堤寸前になったとの記録もあります。
 また、近い将来起こると言われている南海地震のような大規模な地震に対しての堤防の安全性の検証や対策についても明確な基準が無いのが実態です。

 このため、吉野川の堤防の浸透、浸食、地震について工学的な見地から現況の安全性を評価し、さらに必要な箇所においては、堤防強化対策工の提案を行うことを目的とした「吉野川堤防強化検討委員会」を設立することとしました。

 1.開催日時
   平成16年8月23日(月)13時30分〜16時
 2.開催場所
   「ホテルクレメント徳島」3階光風の間
   徳島市寺島本町西1丁目61番地
 3.会議の公開について
   会議は一般公開で行います。

 傍聴希望者は、会議開始30分前までにお集まり下さい。傍聴席は20席程度用意をしていますが、傍聴者多数の場合は抽選とさせて頂きます。
  
 

平成16年8月18日

国土交通省 四国地方整備局 徳島河川国道事務所

問い合わせ先
   国土交通省 四国地方整備局 徳島河川国道事務所 
     工務第一課長    TEL088−654−9161(直通)