設立趣旨
『四国三郎』とも呼ばれる吉野川は、高知県を源流に徳島県の中央を貫流する、まさに四国を代表する母なる大河です。吉野川は古くより大雨のたびに洪水を繰り返す暴れ川である一方で、多くの魚介類を産し、川の氾濫で運ばれた土砂が肥沃な農地をつくるなど、流域の人々に様々な恵みを与え、流域の産業や文化の基盤となってきました。また、吉野川のつくる広大な景観は、ふるさとの原風景として、流域の人々の心に刻まれ精神的な豊かさの拠り所となっています。
流域に暮らす人々が、これら自然からの様々な恵みを将来にわたって受け続けることができる魅力的な地域づくりを行うことを目的として、平成26年度から平成28年度の3ヶ年にわたり「吉野川流域生態系ネットワーク検討委員会」による多面的な観点からの検討が行われてきました。そこでは、流域の将来像を実現するために必要となるプロジェクトが整理され、具体化を進めるパイロット事業として「コウノトリ・ツルの舞う川辺づくり」などが提案されました。
近年、吉野川流域では、豊岡周辺以外では全国初となるコウノトリの野外繁殖に成功するとともに、大陸から飛来・越冬するツル類の数が増加していることから、全国的・国際的に重要な生態系ネットワークの水辺環境拠点として注目が高まっています。コウノトリやツル類の生息は、流域における良好な生態系の存在を意味するのみならず、多くの人々へのアピール効果の高さから地域活性化や経済振興等への展開も期待されます。全国で河川を基軸とした生態系ネットワークの形成による流域づくりの取組みが進められ、さらに四国四県を対象とする圏域レベルでの展開も着手されようとしています。
こうした背景から、吉野川流域において、多様な主体が連携・協働し、コウノトリ・ツル類を指標とした生態系ネットワークの形成による地域活性化及び経済振興の実現を図るための効果的方策の検討と取組の推進を目的として、「吉野川流域コウノトリ・ツルの舞う生態系ネットワーク推進協議会」を設立します。
流域に暮らす人々が、これら自然からの様々な恵みを将来にわたって受け続けることができる魅力的な地域づくりを行うことを目的として、平成26年度から平成28年度の3ヶ年にわたり「吉野川流域生態系ネットワーク検討委員会」による多面的な観点からの検討が行われてきました。そこでは、流域の将来像を実現するために必要となるプロジェクトが整理され、具体化を進めるパイロット事業として「コウノトリ・ツルの舞う川辺づくり」などが提案されました。
近年、吉野川流域では、豊岡周辺以外では全国初となるコウノトリの野外繁殖に成功するとともに、大陸から飛来・越冬するツル類の数が増加していることから、全国的・国際的に重要な生態系ネットワークの水辺環境拠点として注目が高まっています。コウノトリやツル類の生息は、流域における良好な生態系の存在を意味するのみならず、多くの人々へのアピール効果の高さから地域活性化や経済振興等への展開も期待されます。全国で河川を基軸とした生態系ネットワークの形成による流域づくりの取組みが進められ、さらに四国四県を対象とする圏域レベルでの展開も着手されようとしています。
こうした背景から、吉野川流域において、多様な主体が連携・協働し、コウノトリ・ツル類を指標とした生態系ネットワークの形成による地域活性化及び経済振興の実現を図るための効果的方策の検討と取組の推進を目的として、「吉野川流域コウノトリ・ツルの舞う生態系ネットワーク推進協議会」を設立します。