ふるーぶ日記

「コアジサシデコイ(模型)づくり」

少し肌寒かった30日の日曜日。第7回 吉野川現地フィールド講座 コアジサシ デコイ(模型)づくりが徳島河川国道事務所で開催されました。

最近、外来種の植物であるシナダレスズメガヤなどが吉野川に増えていることによって、吉野川では、昔に比べてレキ川原(小石の川原)などが少なくなってきています。このため、小石のある場所に好んで巣を作り、子どもを育てるコアジサシが吉野川で減ってきています。コアジサシは、環境省のレッドデータブックでは、絶滅危惧U類に指定されており、全国的にも数が少なくなってきている鳥です。

このコアジサシ(デコイ)づくりは、粘土で作ったコアジサシのデコイ(模型)を、コアジサシが仲間だと思って、飛来するように願い開催するものです。まず、今回講師をつとめてくださる徳島河川国道事務所 河川渓流・環境アドバイザーの小林實先生より、コアジサシは、どのような鳥なのか、スライドを使いながら、分かりやすく説明を受けました。その説明によると、コアジサシは、東南アジアやオーストラリアから、4月頃やってきて、卵を産み育て、8月ごろ帰っていくカモメ科の渡り鳥。なんと数千キロも旅をするそうです。

先生の説明の後、みんなでコアジサシづくり、親子で協力しながら、「ここにもうちよっと粘土を足してみよう」など、楽しそうに作っていました。私も、挑戦!実は、過去に作ったことがありますが、前回よりはうまくできたかなぁなんて思っています。、完成したコアジサシの前で記念撮影をしている人もいましたよ。

参加者の方は、「コアジサシの存在は、知らなかったです。ぜひ帰ってきてほしいです」と話されていました。(川西洋子・記)