徳島市かちどき橋にある国・登録有形文化財である原田家住宅(武家屋敷)が一般公開されていたので行ってきました。ここは明治初期に原田一平氏が阿波藩最後の藩主となった藩主・蜂須賀茂韶公から譲り受けたものだそうです。
JR富田駅から歩いて数分のところにある徳島市の中心部ですが、ここではタイムスリップをしたような気持ちになりました。
ここの庭には蜂須賀桜といわれているとっても素敵な桜があります。「NPO法人 蜂須賀桜と武家屋敷の会」からいただいた資料によると、江戸時代、徳島城御殿に植えられていた桜だそうで、蜂須賀茂韶公が原田一平氏に移植し、守り育てるように託したと伝えられているそうです。開花時期がソメイヨシノよりも早く見ごろを迎えていました。一足はやく、桜をみることができ、徳島の歴史に思いをはせ、ゆったりとした時間をすごすことができました。 (藪田 ひとみ)