今日、1月29日。63年前の今日つるぎ町貞光の真光寺で、悲しい出来事がおこりました。本堂付近から出火した原因不明の火災で大阪から疎開していた南恩加島国民学校3年生29名のうち、逃げ遅れた16名の尊い命が失われました。
隣接している貞光小学校では、今のこどもたちのおじいちゃん、おばあちゃんの時代から、真光寺で行われている16地蔵尊の法要に参加しています。人々の心から、戦争の記憶が消えつつある昨今、貞光小学校では戦争の犠牲となった16名の子どもたちを供養して、平和の大切さを学んでいます。
今日は、児童全員が16人の子どもたちの出身地である南恩加島国民学校から送られた平和の鐘をついた後、真光寺の法要へ向かいました。読経の流れる中、小さな手をあわせ、平和への思いをあらたにしました。この様子は、ふる〜ぶ98号でお伝えします。(川西洋子)