ふるーぶ日記

「吉野川民話フェスティバル」

吉野川市アメニティセンターで「吉野川民話フェスティバル」が開催されました。このイベントは吉野川市協働推進モデル創出事業(吉野川の民話を活用した地域の魅力づくり)として、徳島県から委託を受けてNPO法人 元気やまかわネットワークの主催により開催されたものです。

文学博士、三好昭一郎さんによる「吉野川が育てた藍文化の歴史と未来」と題した講演と、徳島新聞に掲載されている阿波の民話の朗読、地域に伝わるまわり踊り、高越山と吉野川をモチーフにした高越連による阿波踊り、腹話術など様々な吉野川に関した催しが行われました。

阿波の民話をそのまま読むことにより、吉野川流域の風習や文化もよく分かります。「天狗岩」という民話では、美郷にある高さ3メートル。幅か1、2メートルもある岩は地元の人々から「天狗の碁打ち石」といわれていたことが分かりました。もともと高越山には天狗の民話や言い伝えがありますが、碁を打って楽しんでいたという話が伝えられていることを初めて知りました。

ロビーでは吉野川写真展も開催されていました。 この「吉野川民話フェスティバル」は吉野川市アメニティセンターで来年1月27日(日)に開催されます。真田清二さん、原田一美さんを講師に迎えた講演会、獅子舞、お手玉の演舞、邦楽、吉野川写真展の表彰式も開催される予定です。

今回はホールでのイベントだったので、NPO法人元気やまかわネットワークから写真をお借りしたものを紹介しています。

(藪田 ひとみ)