ふるーぶ日記

「藍の花」

昨日まで、開催されていた国文祭。皆さんお出かけになりましたか?各地でさまざまなイベントが開催されました。藍の町藍住町では、藍にまつわるさまざまなイベントが開催され、私は、藍染め公募作品展をみてきました。洋服、小物、タペストリーなど、日本全国から集まった167点の作品たちは、深い藍色が心に染みてくるようすばらしい作品でした。徳島県のみならず、東京、大阪、新潟、茨城、岐阜など日本全国からの作品の応募があり、藍のこころが全国に受け継がれていることを強く感じました。

この写真は、その帰りに撮影した上板町七條で見た藍の花です。一番刈り、二番刈りを終え来年使うための種を取るため、種を咲かせているそうです。

藍染めを作るための染料、すくもづくりに欠かせない藍。染料にするためには、藍の葉だけを刈り取り、花を咲かせることはありません。そのため、このような花が見られるのは、今の時期だけなのです。

藍染めは、洗えば洗うほど、美しい色になるといいます。吉野川にはぐくまれた藍。この深い藍色を後世に語り継いでいかなくてはと思いました。

(川西洋子)