国民文化祭は10月27日〜11月4日まで開催され、実行委員会の発表によると県内に76万人の来場者があったそうです。「おどる国文祭」の四大モチーフ(阿波藍、阿波踊り、阿波人形浄瑠璃、第九)のほかにもそれぞれの地域の特色豊かな、文化に関した行事が行われました。
「おどる国文祭」で地域で復活したもの、新しく結成(創られた)されたものなどさまざまです。47都道府県の持ち回りなので、単純に考えると、47年に1度、徳島で開催されるということになります。(ということは次回は48年後かな)一過性のものではなくて、色々な地域で文化の華が開き続けてほしいと思いました。
今日は吉野川流域ではありませんが、上勝町のアートプロジェクトを紹介したいと思います。おどる国文祭の開催中展示されていた5つの作品が、修復をしながらも今後10年間里山の中で展示されることが決まっています。これらのアートなにがすごいかというと、多くの住民の方々作品作りに参加しているということ。たとえば、アーティスト日比野克彦氏の「射手座造船所」には延べ900人が作品づくりに取り組んだそうです。山の中に突如現れる船。町の間伐剤を使用して作られました。船首は徳島の港町、小松島港を向いているそうです。全長約20メートル、高さ約9メートルの船。普段山の中で船をみることがないので何だか不思議な感覚になりました。上勝町に行く機会があれば是非ほかの作品もみてくださいね。
(藪田 ひとみ)