ふるーぶ日記

「描かれた吉野川」

今日から徳島市城内の徳島城博物館でプレ国文祭 吉野川文化探訪フェスティバル(吉野川下流域)企画展「描かれた吉野川」が開催されています。(2007年9月7日〜10月21日まで)徳島城博物館で吉野川関連の展示をおこなったことはありましたが、吉野川にテーマを絞って展示を行うのは初めてだそうです。

テーマをT国絵図にみる吉野川、U吉野川地域誌、V飯原一夫の描いた吉野川、W絵はがきにみる吉野川の4つのテーマに分けて展示が行われています。

今回の展示の中でも色々と興味深い展示がありましたよ。今回の展示で初めて「渉場(わたりば)」という言葉を知りました。江戸時代に作成された「吉野川分間絵図」には、「渡場(わたしば」「渉場(わたりば」という記載があり、渡場は渡し船で船が往来していたところ。渉場は浅瀬を歩いて渡っていたところだと思われます。

展示品とも距離が近いので、細かい線や図面もよく見えますよ。吉野川の歴史や美しい景色を再発見できる機会となりました。

(藪田 ひとみ)