休日を利用し、神山町に行って来ました。桜の花も四分咲き、菜の花も満開で春爛漫です。
この日は、神山アーティスト・イン・レジデンス、アドプト・ア・ハイウェイ、神山アートなど「せかいのかみやま」を目指しさまざまな活動を行っている、特定非営利法人グリーンバレー理事長の大南信也さんにもお会いしてきました。大南さんから「最初に、劇場寄井座、見に行こう」と案内していただき、見てきました。戦後昭和21年から昭和34年頃まで、浄瑠璃や芝居の上演や、映画が上映されていた劇場です。地元神山町寄井の方々にとって思い出深い場所。劇場として利用されなくなってから縫製工場として使われていましたが、今は空き家となり、今後アーティスティックな場所として利用できるように検討されているそうです。
長屋門をくぐると、劇場寄井座があります。劇場入口の天井には、当時の広告画も残されています。地元の商店や業者さんの広告画と思われますが、どれもカラフルで今みても新鮮です。
一緒に行った友人や、大南さんと話をしていると、当時劇場で実際にお芝居をしていた地元の有名人さっちゃんが現れ、舞台の上で「清水の次郎長」のせりふを振りつきで披露してくださいました。
「寄井の人たちが集まれるようなにしたい」と話していた大南さん。これからも楽しみです。
(藪田 ひとみ)