昨年の秋に吉野川の研究をしている留学生が、研究の一環としてひょうたん島遊覧船に乗船し、新町川や吉野川を見学しました。(ふる〜ぶ日記でも紹介しています)
見学した徳島大学の留学生のみなさんが今日「徳島を知る−吉野川を通して−」と題して徳島大学で研究成果を発表を行いました。発表をしたのは昨年の4月や10月から徳島に来たばかりの中国、韓国、マレーシアの6人の留学生です。みなさん1年も経っていないのですが、日本語でパワーポイントをつくり、説明もすべて日本語でしていました。まず、そのことに驚きました。
テーマは「吉野川とスポーツ」「吉野川と農業」「吉野川の洪水について」「吉野川の自然環境」「吉野川と漢江(ハンガン)の大橋」「北海道に移った徳島の藍」です。「吉野川と漢江の大橋」では三好大橋や吉野川橋の特徴を伝えながら、韓国を流れる漢江にかかるオリンピック大橋の説明や、吉野川と漢江の比較などが分かりやすくまとめられていました。
どの発表もそれぞれの留学生の個性があり、写真やグラフなどが入り、分かりやすく説明されていました。「徳島の藍が北海道に伝えられていることを知っていますか?」という街頭アンケートを行った結果なども発表されるなど、自分の足で取材、研究をしたことが良く分かりました。ふる〜ぶの誌面でも同じですが自分で調べるということが大切だと思いました。
今後それぞれの国に帰っても吉野川について学んだことを活かしていって欲しいと感じました。
(藪田 ひとみ)