阿讃の道 渡しと峠の写真展が今日から徳島駅前のシビックセンター5階ギャラリーで開催されているので見てきました。(2月19日まで。10時〜18時まで。最終日の19日は17時まで)
今のような橋がなかった時代は吉野川はその両岸に住む人々にとっては「渡し」が両岸を結ぶ交通路でした。今回の展示では初めて「阿波の峠を歩く会」と「吉野川渡し研究会」が一緒に展示を行うことになり、阿波と讃岐を結ぶ渡しと街道と峠の写真展を実現することができました。
去年の2月から今回の展示の構想をはじめたそうです。今回は4つのルート「名田・隅瀬ー大寺の渡しと大坂峠ルート」「大具渡しと二軒茶屋・猪の鼻峠ルート」「喜来峠と三頭越ルート」「穴吹渡しと清水越ルート」の4つのルートを吉野川の渡しを出発して、街道を歩き峠に到着するまでの道のりが、写真や地図で分かりやすく展示されています。それぞれの峠を旅しているような気持ちになりました。
展示の中には穴吹橋をバックに昭和3年卒業の美馬高等女学校の女学生と穴吹渡しが写った写真なども展示されています。どの写真にもみなさん興味津々です。他の写真でも展示会場で「これは僕です」と名乗り出た方もいらっしゃったそうです。
この他にも「阿波の峠を歩く会」のメンバーが撮影した峠や街道の風景などもあり、併せて約150点ほどの写真が展示されています。解説もついているので分かりやすいです。
みなさんも歴史をふりかえることができる「阿讃の道渡しと峠の写真展」にでかけてみませんか。
(記:藪田 ひとみ)