11月に流域講座を受けた徳島大学の留学生が、吉野川を通じて勉強してきたことを2月2日に発表すると、徳島大学留学生センターの大石寧子先生から情報をいただき、徳島大学へ行ってきました。
留学生達は昨年の10月から「日本事情」という授業の中で、「吉野川を通じて日本を知る」をテーマに研究を重ねてきました。中国、韓国、ベトナムの留学生6人から発表がありました。テーマも「吉野川の洪水の歴史」「第十堰について」「阿波の藍」「住民が思う吉野川と洪水」「吉野川と農業」「吉野川とナットン川の住民運動の比較」と、一番興味深く感じた事を発表していました。
一人の持ち時間は10分間。母国語でない言葉で発表するだけでもプレッシャーがあると思うのですが、パワーポイントや、撮影した写真をうまく使って分かりやすく発表されていました。
留学生のみなさんが、吉野川について、流域の町や文化について興味をもち、自分の国と比較して研究していることを嬉しく思いました。故郷のことほど、身近にありすぎて知らずに生活をしているということがあります。今回の発表で私自身も勉強になりました。
留学生の中には、2月20日に母国に帰るという方もいました。是非、日本や吉野川、徳島の良さを伝えてほしいと思いました。
(記:藪田 ひとみ)