ふるーぶ日記

秋を楽しむ

2005年10月11日

皆さん、3連休は、いかがお過ごしでしたか?どこかに出かけた方、お仕事だった方。それぞれの秋を過ごされたことと思います。

編集部もいろいろと出かけてきましたよ。

まず、午前中は、事務所前で行われたハゼ釣り大会へ。徳島市、徳島市水と緑の推進協議会、徳島県釣連盟外の主催で、開催されたこの大会。なんと今年23回目。今回は、483人が参加しました。

吉野川橋河口から名田橋までの間で、思い思いのポイントで、チャレンジ。釣果の方は私が話しを聞いた方は、今ひとつということでしたが、天気もよく、爽やかな秋の一日を楽しんでいました。

午後は、写真などを撮りながら、美馬町 安楽寺へ。ここで、美馬市合併祝賀能 半能 右近と、能 項羽を鑑賞してきました。

「美馬の地に香り高い文化を」と安楽寺副住職 千葉昭彦さんを中心に、美馬能楽の会が結成され、8年前から、この活動が始まりました。私は、能は初めてで、鑑賞するのは、難しいかなと思っていたのですが、最初にまずここは、どこなのか、舞台設定さえわかっていれば出てきた人は、誰なのか舞台設定さえ、分かっていれば、そんなに難しいことでは、ありませんよ。とお話があり少し安心しました。

印象的だったのは、能の項羽。項羽は、皆さんもご存知の中国を代表する武将です。戦いの中で、追いつめられて自害して、果てます。この能の舞台は、烏江の野辺。草かりを帰る男と、実は、項羽の幽霊であった老いた船頭との物語です。項羽の幽霊が、自分の無念をも謡う姿は、悲哀をも感じ引きつけられました。年老いた船頭が、男に船賃の変わりにと所望するのが、虞美人の花。愛人である虞美人と同じ名前の花です。

初めての能でしたが、ライブ感があって、2時間ずっとどきどきしていました。

いつもは、静かな寺町は、多くの人で賑わい、文化の香りが漂いました。

(川西洋子・記)


大物を釣るぞ!


釣りたてのハゼ


安楽寺の能舞台


臨場感いっぱい