ふるーぶ日記

排水機場操作説明会

2005年6月16日

梅雨に入り、雨の多い季節がやってきました。昨年は、多くの台風が襲来し、吉野川でも多くの被害がでました。

まもなくやってくる台風シーズンに備え、樋門の管理や、排水機場の操作を担当してくださっている皆さんに日頃の業務で感じていることなどをざっくばらんに語っていただき、今後の安全管理に活かしていこうと、排水機場操作説明会が開催されました。この会は、毎年1回開かれているもので、3会場目となるこの日は、国土交通省や、県の関係者を含め、約50人が出席しました。

吉野川には、83樋門、15排水機場があり、全部で166人の管理人の方がいます。管理人の皆さんは、地元の市町村などから、背後地の地形や、気象に精通している方を推薦してもらい国が委嘱しています。管理人の仕事は、吉野川の洪水時には、水の進入を防ぐため、大雨でも、ゲートの操作を行ったり、普段からゲートや、機械が壊れていないか等、点検もかかせない大変な仕事です。最初、皆さんの自己紹介から始まり、川島排水機場○○です。神宮入江川排水機場○○です。と次々に自己紹介をしていくみなさんの名前を聞いていると、「吉野川の安全は、本当に多くの方の力で支えられているんだなあ」と実感しました。

会では、最初に、昨年の出水対応での反省やその後のアンケートをもとに、改善した施設の状況を説明しました。その後は、管理人のみなさんと質疑応答です。「燃料は、24時間いつでも配達してくれるのでしょうか?」など、多くの質問が寄せられました。

国土交通省では、各出張所と連絡を取りながら、樋門や、排水機場を管理しています。今日も、管理人の皆さんから、いただいた意見をもとに、樋門や排水機場を改善していく予定です。

(川西洋子・記)


樋門操作人説明会


質疑応答