ふるーぶ日記

〜下草刈りツアー&源流碑探訪〜

2005年5月16日

5月14日に「吉野川源水をはぐくむ会(会長:三井宏徳島文理大学教授)」が主催する「下草刈りツアー」に参加しました。同会は、豊かな水は豊かな水源林がはぐくむということで下流地域で募金活動を行い上流へ助成したり、吉野川上流の嶺北地域に植樹などを行い、上流下流との交流活動をしています。今回は吉野川ダム統合管理事務所と「れいほくNPO」の協力のもと、早明浦ダム上流の、高知県土佐町に同会が植樹した町有地の下草刈りが行われました。徳島河川国道事務所からも有志8人が参加、植樹して2,3年の幼木の間に生えている下草を1時間ほどかけて、刈り取りました。

翌日は吉野川の源流である「瓶ヶ森」に登山、駐車場から男山、女山、氷見二千石原のルートを歩きました。男山経由のルートは急峻な道が続き、40分ほどで瓶ヶ森(女山)山頂に着きます、標高は1896.2mで、蔵王権現が祀られています。西に石鎚山、東に西黒森、笹ヶ峰、北側は西条市から瀬戸内海がうっすらとが見渡せ、その雄大な景色に登頂の疲れも忘れました。下山は広大なササ原が広がり、立ち枯れの白骨木が散在する氷見二千石原を下っていくと、多くの中高年ハイカーとすれちがいます。

村道瓶ヶ森線を東へ行くと「吉野川源流の碑」があります。村道からはるか下には源流点である白猪谷が見えます。もう少し進むと登山口のそばに「神鳴池いわれ」の碑があり、ササ原の中に池の跡が見えます。滅多に来ることができない、吉野川源流碑を尋ねた一日でした。

(ふる〜ぶ担当:合田裕亮)


下草刈


山頂にて


二千石原から石鎚を望む


源流碑