ふるーぶ日記

〜だるま朝日〜

2004年12月16日

ふる〜ぶ読者の方から「だるま朝日」が見えるという電話をいただきました。これは、徳島県東南部海岸沿いで、冬至前後1か月に見られる風物詩です。水平線から太陽が昇るとき屈折してだるまのように見える現象です。12月16日の日の出は午前7時、さっそく見に出かけました。

7時前に吉野川右岸側の河口堤防に着くとすでに 数人のカメラマンが三脚を据え望遠レンズを付けたカメラで待ちかまえていました。微風、快晴、絶好のコンディションです。寒さが足もとから伝わってきます。7時に水平線から太陽が顔をのぞかせるとシャッターを切る音が響きます。だんだん太陽が昇っていきます。空もオレンジ色に染まります。半分以上姿を現すと下部が水平線とくっついてだるまのような形になります。朝の散歩に来ている方からは「今日は一段ときれいやなあ」と話しています。ご来迎に手を合わせている方もいました。

3、4分で太陽が昇ってしまうとおしまいです。肉眼で見た美しさが写真で伝えられないのは残念です。御覧になりたい方は、水平線上に日の出が見られるところへ出かけて下さい。

(ふる〜ぶ担当:合田裕亮)


朝日


もうすこしでだるまに


だるま朝日