11月19日に文化の森・徳島県立21世紀館多目的ホールで開催されている「徳島の竹かご展」に行ってきました。(11月21日まで開催)今回開催徳島市在住の大森英實さんが、徳島県内で身近な日用品として使用されていた竹かごの使用方法などについて調査をはじめたのが昭和56年から。大森さんは、以前、徳島県立工業技術センターで竹工業の指導を担当されていました。徳島の伝統として残ってほしい、そういった気持ちを込めて、吉野川の竹を使って作られた103点の竹かごが展示されました。(すべて1/2のサイズで復元)
竹かごといっても用途はさまざまです。漁業関係(川、海)農業関係、家庭用品、台所用品、その他など、使用目的別に展示されているので分かりやすく、より興味をもてました。竹かごが生活全般にこんなに使われていたのかと改めて知りました。
川関係のコーナーの展示では取材でよく話にでていた「うなぎの筒」も展示されていて、嬉しくなりました。すべての展示品に用途・目的などの説明文が書かれているのでよくわかります。現在、県内の竹かご職人は数人だけだそうです。竹かごの伝統が残っていってほしいと思いました。
(記:藪田 ひとみ)