10月18日、藍の花が咲いているとの情報を聞き板野郡上板町七條の新居阿波藍製造所の藍畑に行ってきました。
かわいい赤紫がかった花が咲いていました。これらの花は来年撒く種の採種用だそうです。実は編集部の私、葉藍は見たことがあるのですが、藍の花の実物をみるのは初めて(^o^)。藍染めの染料として使われるのは花が咲く前の葉で、刈り取られてしまうので、よけいにみる機会が少ないのです。
夏に刈り取られた葉藍は切断し、乾燥させ、選別し、俵に詰められます。夏の終わりに葉藍を俵からだして発酵させます。新居阿波藍製造所でも、藍の葉を発酵させる「切り返し」という作業がおこなわれていました。発酵する時の温度は暑い時には60℃〜70度に達するそうで、作業が終わってから、葉藍を触らせてもらったのですが、お風呂のお湯位に熱くなっていました。
みなさん上板町七條を通られたらかわいい赤紫がかった花に注目してくださいね。
(記:藪田 ひとみ)