ふるーぶ日記

〜青年洋上大学〜

2004年10月15日

今回は仕事の時の話ではありません。いつもと違う川の景色を見る機会がありましたので、せっかくですので紹介させていただきます。

このほど交流事業である青年洋上大学の徳島県青年スタッフとして参加し、中国に訪問してきました。この中で、水辺を一番に身近に感じたのが蘇州です。

蘇州は上海から西へ車で約100km。江蘇省南部に位置し「東洋のベニス」とも言われる約2500年の歴史をもった古都です。北京から浙江省杭州までの大運河と、太湖から流れる大小の湖や川に囲まれています。市内には現在も水路がはりめぐらされ、運河巡りや寒山寺などが有名です。広い中国大陸の中では深刻な水不足に悩まされている地域もありますが、蘇州は水に恵まれ漁業や農業も盛んに行われています。

早速、船に乗って運河巡りに行ってきました。運河巡りはおよそ1時間。はじめは橋とビル群が見える近代的な景色がひろがっていたのですが、だんだんと町の路地裏へと入っていきました。白い壁に濃いグレーの屋根瓦の家々が並んでいます。ちなみに屋根の色もグレーに政府から決められて統一しているそうです。

学校帰りの子供たち。船から果物などを売る人々。家の裏で干されている洗濯物、、、運河から地元の方々の日常生活をかいま見ることができました。子供達の笑顔もかわいかったですよ。

(記:藪田 ひとみ)