現在配布中のSABOカードをご紹介します(2024.12月現在)
四国山地砂防事務所・・・全12枚セット配布『SABOカード』は砂防施設の魅力を情報発信するために配布する広報用のカード型パンフレットで、「ダムカード」の砂防事業版になります。
カードの体裁は「ダムカード」の形式に準じて表面は砂防施設の写真、裏面は砂防施設の形式、建設したときの技術といった基本的な情報から少しマニアックなこだわり情報までを凝縮して載せています。
背景色の茶色は、木や土、大地といった自然を感じさせる色であり、また、伝統や歴史を感じさせる色とされています。
砂防事業は、先人の知恵と努力により営々と人々の生活を守り続けてきた伝統・歴史を継承するとともに、自然と共生・融合した事業を目指しており、茶色はそのイメージを表しています。
※この背景色は平成28年10月に北陸地方整備局立山砂防事務所が先駆けて製作した「SABOカード」に準じています。
SABOカードの右下にある記号は、左側から型式で分類、構造で分類、材料で分類を持たせています。
SABOは、世界共通語として定着している日本語です。
日本の砂防が、"SABO"として認められるようになったきっかけは、1951年、ベルギー王国(ブリュッセル)で開催された国際水文学会で、アメリカの最高技術委員会会長Walter C. Lowdermilk(ワルター・シー・ローダー・ミルク)博士が、ヨーロッパアルプス諸国と日本の砂防を対比しながら、日本の「砂防」手法を賞賛し、"Sabo Works"を世界共通語として提案したことと考えられています。
それから現在に至るまでに、海外諸国に対して、日本の砂防関係者による技術協力、技術指導、国際会議等での交流などがなされています。
(参考)大久保駿(1999):”Sabo”は世界の共通語,砂防と治水,128号,p.43-48
池谷浩(1999):土石流災害,岩波新書,p.59-60
四国山地砂防事務所・重信川砂防出張所・吉野川砂防出張所の各受付にて、簡単なアンケートと引き換えにお1人様につき1セットのみお渡ししております。
各出張所での配布はカードの種類が限定されていますのでご注意ください。
事務所・出張所での配布の他、当事務所が主催・出展するイベントのブースでも配布予定です。
イベント等の開催情報は当事務所ホームページまたはTwitterでお知らせいたします。
平日(月~金)9:00~16:00(12:00~13:00除く)【土日祝の配布はしておりません】
国土交通省 四国地方整備局 四国山地砂防事務所
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SABOカードは普段あまり知られることが少ない砂防事業を、広く皆様に知っていただくために作成・無料配布しているものです。
ネットオークション・フリマアプリ等で売買する行為はご遠慮頂きますようお願い申し上げます。