道づくりの変革に向けて
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施策の重点化と評価システムの導入
集中的な投資
成果の高い事業を峻別し、集中的な投資を行うことによりスピードアップを図ります。
地域住民の安全・安心な暮らしを向上し、地域間格差の解消に向けた8の字ネットワークの形成は、四国にとって最低限のインフラであり、四国の重要施設です。
 
高規格ネットワークの早期完成、地域道路網は重点路線を厳選しネットワーク化   など
 
●重要路線の選定と重点化イメージ
重要路線の選定と重点化イメージ
アウトカム指標による評価システム
整備箇所の選択や整備後の評価にあたっては、四国にあった独自のアウトカム(成果)指標を採用した透明性の高い評価システムを導入します。
 
四国独自のアウトカム指標の例:
  ・1次ネットの改良率(1.5車線的整備を含む)
  ・異常気象時高次医療サービス孤立人口   など
 
 
1次ネットの整備イメージ
ローカル・スペックの導入
質の高い道路サービスを提供
無駄なくスピーディに質の高い道路サービスを提供するため、地域特性に応じた地域独自の道路構造の採用や計画の一層の合理化、適正化を図ります。
 

●高規格幹線道路の線形等の緩和と追越区間付き2車線構造

●中山間地域地方道での1.5車線的道路整備の導入   など
 
 
●1.5車線的道路整備の考え方
 
1車線改良
現道幅が狭隘又は視距確保・災害防除区間では、1車線で改良
視距確保(線形改良)
見通しの悪いカーブや大型車同士のすれ違いのために、急カーブ区間の幅員を拡幅
急カーブ区間
視距確保(線形改良)
待避所設置
大型車同士のすれ違いのための待避所を各所に設置
 
待避所 1車線改良
現道活用
現道幅が広く、問題のない区間では、現道をそのまま残して活用
現道活用
2車線改良
集落内又は隣接区間、集落間で交通量が多い区間、追い越しが必要な区間では、2車線で改良
●高規格幹線道路の2車線整備のイメージ
 
ルート選定の自由度が拡がる
 〜より経済的なルート選定が可能に〜
 
例) ○切土、盛土量が少なくなるルート選定
○トンネルが短くなるルート選定
○橋梁が短くなるルート選定
 
高規格幹線道路の2車線整備のイメージ
高規格幹線道路の2車線整備のイメージ
 
既存ストックの活用
 
既存ストックの改良(ハード)
四国ロード・チューンアップ
地域の実情に応じた既存ストックの有効活用   など
四国ロード・チューンアップは、地域の人々と協働し、今ある道路空間にさまざまな“工夫”を取り入れることにより、道路の機能アップを図る「みちづくり」です。
ハードの改良では、短期間で効果的に全体の機能を向上する部分改良や利用状況に応じた面的な交通安全対策、道路の付加的価値を創造する空間形成等、地域住民や道路利用者のニーズに柔軟に対応した既存ストックの改良を図ります。
 
●四国ロード・チューンアップ(四国地方整備局)
 
歩行者専用のミニトンネルで安全になります。
歩道が狭く、通行する歩行者や自転車が危険な状態のトンネルに車道とは別に歩行者専用トンネルを造ります。
 
歩行者専用のミニトンネルの改良前改良後
 
雨の日も歩きやすい歩道になります。
雨水を地中に浸透させる透水性舗装で歩道を整備します。
雨の日も、滑ったりせず、水たまりなどもない歩道になります。
 
歩道の改良前改良後
 
並行道路を活用し、地域の住民が集い語り合う「たまり空間」を創出します。また、住民がふれあう、休憩・交流拠点となります。
 
道路の改良前改良後
 
トンネル内の歩行者の存在を知らせます。
トンネル内の歩行者を感知し、ドライバーへ、歩行者の存在を知らせます。
 
トンネル内の改良前改良後
 
使い方の工夫(ソフト)
ルネッサンスって?
ソフトの工夫では、都市部でのTDM(交通需要マネジメント)導入や弾力的な料金運用の社会実験等の検討、憩う空間としての道の使い方の見直しなど、交通の利用の仕方や運用ルールを工夫することで、利用者サービスや交通環境の向上を図ります。
 
四国みちルネッサンス
みちの文化が感じられる地域の魅力を向上する新たな道路空間利用  など
 
   
 
四国みちルネッサンス
 
●公共空間の新しい活用による賑わい空間の創出
 
フットライトによる歩行者用照明 ライトアップ環境の整備
フットライトによる歩行者用照明
 
ライトアップ環境の整備
     
歩行者用案内板の整備
歩行者用案内板の整備
(公営施設、医療施設、社会福祉施設、旅客施設 など)
 
 
 
●みちの文化を感じながら心の通う歩行空間の演出
 
道の広場等「たまり」空間の整備(ベンチ、手洗い場、吾妻屋 など) 道の案内板の整備(トイレ、歴史文化的施設 など)
道の広場等「たまり」空間の整備
(ベンチ、手洗い場、吾妻屋 など)
 
道の案内板の整備
(トイレ、歴史文化的施設 など)
     
花壇等の整備(管理は地元のボランティア)   花壇等の整備(管理は地元のボランティア)
花壇等の整備(管理は地元のボランティア)
     
 
 
 
ITの活用
ITを活用した的確な情報提供や情報収集による道路管理の高度化・効率化、ITを活用した対向車接近表示システムやETCの推進等による円滑な移動の支援など、地域住民や道路利用者の安全性・快適性の向上を図ります。
 
●狭隘区間の走向支援 ●道路管理情報の収集・管理・提供
●公共交通機関の乗り継ぎ支援   など    
 
●対向車接近表示システムの導入
 
  対向車接近表示システムの導入
 
地域との協働・連携
サービス・魅力の向上
地域づくりへの積極的な取り組みを道づくりへ活かし、それらの取り組みと協働・連携して、道路の魅力の向上やサービスレベルの向上など新しい道づくりや既存道路の効用の増大を図ります。
 
ボランティア・サポート・プログラム、各種アドプト制度  など
  ・お接待の精神を活かした住民との協働の道路管理
道路の計画づくりからの住民参加システム(PI手法等の導入)
新四国のみち
  ・地域が主役の道づくり  など
 
●新四国のみち
江戸時代の史跡水路を活かした遊歩道 歴史的な町並みにふさわしい石畳舗装
江戸時代の史跡水路を活かした遊歩道
 
歴史的な町並みにふさわしい石畳舗装
事業期間の短縮
供用目標の明確化や事業の進捗状況を地域に公表し、地域の協力を得る等により、事業期間の短縮を図ります。
 
 
●地元説明会状況
 
事業期間の短縮
 
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国土交通省 四国地方整備局 道路計画課道ビジョン担当
〒760-8554 香川県高松市福岡町4丁目26-32 tel:087-851-8061