古くから土佐と伊予を結ぶ交通 の要衝となり、坂本龍馬や吉村虎太郎らもこの道を走り予土の峠を越えて脱藩したと言われています。
「維新の道・脱藩の道」として表示板や道しるべが整備された街道筋には、龍馬と行を共にした那須俊平・信吾父子の邸跡や旅人を茶菓でもてなした茶堂が残り、往時の面 影をとどめています。まさに、近代日本の建設を夢見て若い血潮を燃やした龍馬や虎太郎の息づかいまでが聞こえてくるような街道風情です。現在、旧街道に沿うように快適な国道197号が開通 し、ちょっと車を止めれば気軽に梼原街道の歴史散策が楽しめます。