四国山脈の麓、砥部川に沿って広がるゆるやかな谷間のまち「砥部町」。四国を代表する「砥部焼」は、安永6年(1777)に大洲藩主の命を受けた杉野丈助が陶器焼成を成功させたのが始まりで、220余年の歴史を持ち、国の伝統的工芸品に指定されています。
江戸時代から続き、大小90余りの窯元や砥部焼のモニュメントなどが立ち並び、砥部焼の手触りそのままに素朴で懐かしい風情が漂っています。この風情を楽しみながら、ゆっくりと焼き物の里を巡ってもらいたいと、砥部焼伝統産業会館から陶芸創作館までの道には、陶壁画や句碑などがあり陶板が敷きつめられた散歩道「陶板の道」として整備されています。歩きながら砥部焼の魅力が堪能できる「砥部焼の里ルート」を訪ねてみませんか。