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アクセス徳島自動車道脇町ICより国道193号などを経由、約10分。 鉄道利用: JR徳島本線穴吹駅下車、バスで約10分脇町駅下車、徒歩約3分。 |
■道路と地域の概要と歴史
撫養街道は吉野川流域を東西に結ぶ四国東部の重要な道であり、海運の玄関口だった撫養(現在の徳島県鳴門市)から吉野川北岸を進み、阿波池田を経由して、愛媛県の川之江に達しています。 脇町は江戸・明治時代には阿波藍と繭の集散地として栄えました。大正時代には吉野川南岸に鉄道が開通し、これにともない、商業の中心地が新しい道路沿いに移り、戦後の高度成長期の開発の影響を受けなかったこの地域には、街並みや道路・敷地、船着き場跡の石垣・石段など歴史的風致が残されています。
■歴史的・文化的遺産
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南町地区には豪勢なうだつをあげた町屋が数十軒立ち並んでいます。 古いものは宝永4年(1707年)、宝永8年(1711年)の軒札をもち、 寛政年間から昭和に至る町屋の変遷をたどれる貴重な遺構となっています。 脇城跡もあり、毎年8月には「うだつのお城まつり」が行われています。 大谷川沿いには風情のある柳並木が残っており、 明治時代に設置されたデレーケ(オランダ人技術者)堰堤があります。 また、旧法務省跡を改造し、脇町の歴史にふれる郷土資料館が解放されているほか、 農業倉庫跡を改造した町立図書館、町屋を借用して往時の藍染実演や休憩施設として活用する 「ふれあい館」などの施設により、街づくり・道づくりの情報を提供しています。 |