宇和島道路

南都・快適ネットワーク
 一般国道56号は、高知市を起点に、中村市、宿毛市、宇和島市、大洲市を経由して松山市に至る延長285.7kmの主要幹線道路です。南予地域を南北に縦貫するこの路線は、松山方面と南予、宿毛方面を結ぶ四国西南部の動脈で、県民の生活基盤として重要な役割を果たしています。
 近年、自動車の交通量はいちじるしく増えていますが、国道56号の宇和島市街部の場合、その交通量は一日約30,000台で、そのうちの約80%が宇和島市街部を通り抜ける交通量となっています。特に、宇和島市から南には鉄道がなく、バスが唯一の公共交通機関となっている上、中心市街部を除くほとんど代替となる道路がないため、多くの交通機関が国道56号を利用し、そのためにおきる日常的混雑や渋滞は、地域全体の生活や産業に深刻な影響を及ぼしています。
 このため、道路利用者をはじめ関係機関などからバイパス整備が熱望され、昭和48年度から調査を開始し、昭和59年度から事業化しました。工事は昭和62年度から着手し、平成5年3月に宇和島朝日I.Cから宇和島北I.Cまで2.2km、平成7年2月に新内港から宇和島朝日I.Cまでの0.4km、さらに平成10年3月に宇和島南I.Cから宇和島坂下津I.Cまでの2.7km、平成13年3月に坂下津から明倫地区までの0.6kmと、順次整備を進めてきました。現在、残りの区間も一日も早く開通できるよう、工事を進めています。


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