-利用台数は年々増加・業務目的利用は供用後倍増-
瀬戸中央自動車道の交通量は、平成元年度以降平成9年度まで毎年対前年比で平均7.5%で増加し、平成10年度における一日平均利用台数は15,793台となっている。
目的別では、業務目的の利用が増加し、平成9年度においては昭和63年度に比し、全体の伸びが1.5倍、業務目的の伸びは2.2倍。
瀬戸大橋車種別利用台数の推移

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-四国・香川の観光客数は供用後増加-
四国全体の観光入込客数は、開通前と比較すると年間約687万人増加。
香川県の観光入込客数は、開通前と比較すると年間約320万人増加しており、入込客数の約35%が瀬戸中央道を利用。とりわけ平成10年度は、明石海峡大橋の開通による架橋効果や、こんぴら温泉郷の開設等の効果により、対前年比15.3%の大幅な増加。


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-四国の工場立地件数は順調な推移・岡山が物流拠点化-
四国全体の工場立地件数の対全国シェアは、供用後高水準で推移している。
岡山県の倉庫面積は、瀬戸大橋開通後増加。物流の拠点となりつつある。
四国全体の工場立地件数の
全国に占めるシェアの推移
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普通営業倉庫年間入庫量の推移(S60=1)
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出典)工場立地動向調査(通産省)
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出典)陸運統計要覧
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-瀬戸大橋が移動手段として定着・相互交流が進展-
瀬戸大橋開通後新たな交通手段として登場した高速バスの利用者は年々増加し、平成10年度には36万人に達している。

瀬戸大橋の開通とこれに接続する中四国の高速自動車道路網の整備に伴って、様々な交流が進められている。
イベント名(開催場所、開催時期)
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概要
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よさこい全国大会(高知市、1999.8) |
全国各地から参加する「よさこい」関連チームによる、踊り・楽曲を通じた表現力・演出性の競演。 |
風ぐるまフェスタ’98inうかん(有漢町、1998.11) |
南北軸沿線地域の特産物の展示販売、「風」をテーマにしたイベント等を開催。 |
岡山・香川スタンプ選手権「STAMP×STAMP」(岡山県・香川県、1999.7-11) |
岡山県4エリア、香川県3エリアの計7エリアの観光スポットに設置されたスタンプを各エリア1つずつ押して、その数により抽選で各種賞品を提供。 |
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供用後10年以上に渡り積み重ねてきた交流促進の実績を基礎とし、豊かな観光・レジャー資源を活かした取り組み、業務利用や人的交流の拡大への取り組み強化を検討。
<実施中の施策>
施策名
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概要
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瀬戸内・しまなみ周遊チケット |
しまなみ海道、瀬戸大橋、山陽道、岡山道及び四国内の高速道路を利用できる周遊チケットを発売。(日本道路公団、本四公団) |
岡山・香川広域観光協議会事業 |
岡山・香川両県が共同して観光宣伝事業を実施。H11年度は岡山・香川スタンプ選手権「STAMP×STAMP」を実施。(岡山県、香川県、岡山県観光連盟、香川県観光協会) |
「道の駅」の情報化 |
関係各県の「道の駅」に、各県相互の観光情報や道路情報を検索することができる情報端末を設置。(島根県、鳥取県、岡山県、香川県、徳島県、高知県) |
学校案内 |
小中高校生の遠足、修学旅行の中に「瀬戸大橋の見学」を組み込んでもらい、職員が吊り橋の構造、瀬戸大橋の歴史・効果等を説明。(本四公団) |
東中四国国際観光テーマ地区推進協議会事業 |
H10年は、5県共同による外国語版(英・韓・中)パンフレットの作成。H11年は、韓国国際観光展出展、韓国エージェント記者招致。(島根県、鳥取県、岡山県、香川県、高知県) |
未来派青少年研修事業 |
社会で活躍し、次代を担う若者を集め、島根県から伯備線、瀬戸大橋線、土讃線を経由し高知県へ向かう特別列車で関係県を縦断しながら講演を聴講したり交流・連携に関する意見交換を実施。(島根県、鳥取県、岡山県、香川県、徳島県、高知県) |
<取り組みを検討している施策>
施策
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参考となる既存事例
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中四国の高速道路を利用したスタンプラリーを実施する。 |
スタンプラリー’99
岡山・香川スタンプ選手権
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児島・坂出ルートを通じた輸送に転換して物流の効率化に成功した事例の収集及び事例集の配布を行う。 |
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中四国の高速道路の共通割引と沿線の観光・レジャー施設の割引をセットにしたチケットを発売する。 |
瀬戸内・しまなみ周遊チケット
中四さんかいチケット
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瀬戸内海全体に着目し魅力的な観光ルート及び観光ガイド等を作成し、各種メディアと協力しながらPRしていく。 |
るるぶ本四版 |
広く子供から大人までを対象にしたアマチュアスポーツの交流を、本四間において拡大する。 |
「交流」促進助成事業 |
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