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川ナビ(川に関する情報)

肱川の情報や肱川に関する大洲河川国道事務所の仕事内容、川の楽しみなどを紹介。また、川のQ&Aも掲載しています。

川のQ&A

川についてQ&Aを掲載しています。

Q1:川の日っていつ?

A1:「川の日」は7月7日です。河川について広く人々に理解と関心を深めていただこうと、国土交通省が平成8年度に制定したものです。
その制定理由は、7月7日は七夕伝説の「天の川」のイメージがあること、7月が河川愛護月間であること、季節的に水に親しみやすいことで、従ってこの日には川に親しむ行事や活動が全国各地で開催されています。
【関連サイト】国土交通省イベント・シンポジウム

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Q2:河川水辺の国勢調査ってどうするの?

A2:人口や住宅の数を調べるように、川でも川に住む生き物や川の使われ方についての調査を行っています。肱川に住む生き物については平成3年度から、鳥類、魚介類、両生類・爬虫類・ほ乳類、陸上昆虫類、底生動物、植物などについて調査を行っています。

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Q3:河川愛護月間ってなに?

A3:「河川愛護月間」とは、一年のうちで特に河川愛護運動に力を入れる月間と国土交通省が定めたもので、昭和49年から7月がその月となっています。
毎年、各地方整備局や都道府県、市町村などが主体となり、全国各地で、河川のクリーン作戦、絵画・作文等のコンクール等の地域の実情に応じた多様な活動を実施しています。
ちなみに、大洲河川国道事務所でも「クリーン肱川絵画コンクール」や「水生生物調査」 などを行って、地域の方々に川と親しむ機会をつくっていただき、河川の愛護に努めています。

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Q4:川の右岸と左岸って、どこから見て言うの?

A4:川を上流から下流に向かってながめたとき、右側を右岸,左側を左岸と呼びます。

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Q5:川の中の水生こん虫の種類で、川のよごれ具合がわかると聞きました。どうすればわかりますか?

A5:水生こん虫にはきれいな水にしか住めないもの、少しよごれた水に住むもの、きたない水、そして大変きたない水でも住めるもの、4つに分けられます。よって川のいろんな場所でその種類を調べると、川のよごれ具合がわかります。
たとえば肱川の水のきれいな場所にすむ水生こん虫は、サワガニ、ナガレトビケラ、ヒラタカゲロウの幼虫などがいます。これらは、岩についた水あかなどを食べています。このトビケラの幼虫をえさにしているヘビトンボ(トンボではなくカゲロウの仲間)の幼虫なども、水のきれいな場所にしか住めない、水生こん虫です。
また、流れのゆるやかな場所では、水底にドロが増えて水のよごれも目についてきます。水のよごれは、水中の栄養分が多いということで、住んでいる生き物も変わってきます。肱川では、少しきたない水にヒラタドロムシ、ゲンジボタル、コオニヤンマ、スジエビなどが、きたない水にはミズムシ、ミズカマキリ、ヒル、タニシなどが確認されています。
みなさんの近くの川ではどうでしょうか。きれい度をぜひ調べてみてください。

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Q6:肱川の特長を教えてください。

A6:肱川は愛媛県内で一番大きな川で、全長は103km、流域面積(1210km2)が県全体の約5分の1で、途中で474もの支流が流れ込み大きな川となります。474という支流の数は、四国一、全国でも5番目と言われています。ちなみに日本一は淀川で支流の数は952にもなります。
また、源流(西予市宇和町鳥坂峠)から河口までの直線距離が18kmと短いが、河口まで大きく蛇行する流下距離は約103kmである。
また、普通の大きな川の下流には広い平野ができるはずですが、肱川の河口部は山に挟まれ、ほとんど平野がなく、せまい箇所が多いなどの特徴があります。

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Q7:一級河川と二級河川の違いは長さ?、それともなに?

A7:河川の重要度によって区分されています。重要度については、流域の人口、資産の他、水利用の視点、河川の大きさ(長さ、流域面積、想定される洪水の大きさ)等、さまざまなことが考慮されます。
なお一般河川のうち特に重要な区間については、国土交通大臣が管理し、その他、及び二級河川については知事が管理しています。

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Q8:河床の状態はどのようになっているの?

A8:肱川の国土交通省が管理している区間(肱川本川:河口~冨士橋付近、矢落川:肱川合流点~4.2km付近)では、河床の状況を把握するために数年に一度200m間隔(河川の中心間隔)で、横断測量(※)を行っています。測量の結果、局所的な深掘れや堆積が見られた場合には、適宜対策を行っています。最近では平成24年度に測量を行いましたので、その結果については下記に掲載しています。
※横断測量:川の流れと直角方向に川の中の高さを測量し、河川の断面形を把握する基礎調査です。肱川では、河口を0.0kmとして上流に向かって200m間隔で堤防に目印(距離標)があります。河川の左右の堤防の目印を結ぶように測量し、毎回同じ位置で測量を行っています。

平成24年度横断測量結果[PDF形式/388KB]

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Q9:河床は過去からどのように変化しているの?

A9:河川の測量は過去から実施しており、各年の平均河床高を縦断的に重ね合わせたものを下記に掲載しています。
昭和31年と昭和56年を比較すると河口から6.0kmより上流では、砂利採取、堤防の材料として土砂の採取、及び河床掘削の工事等により河床が低下しています。
しかし、昭和56年以降は、局所的に堆積や洗掘している箇所がありますが、河床は概ね安定しています。

平均河床高縦断図[PDF形式/226KB]

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