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(3)矢落川合流箇所

施工場所 大洲市若宮(わかみや)地先(肱川本川右岸13k/4~13k/6)
施工年度 平成15年度

事業の概要・目的

本施工地区は、本川肱川と支川矢落川の合流点における低水護岸工事として、袋詰玉石工・かごマット工及び捨石工を施工したものである。
本施工については、河川管理者としての河道内樹木管理の観点から伐採・間伐した伐採木を再利用し低水護岸の前面に固定することで、護岸の保全と水生生物の生息環境を高めるものである。
《施工前》
川面に差し掛かった樹木は、日陰を生み出すなど、生物の生息環境を創出している。

設計施工のポイント

川面に差し掛かった樹木は、生物の生息環境を醸し出しているため、伐採対象から外し、保護工(空石張り)を行うこととした。
捨石施工については、60cm内外の大洲産青石を使用し、魚巣効果を考慮して石と石の間が密にならないように配慮した。
《施工直後》 《施工後(1年半)》

  • 捨石の前面に伐採木を固定

  • 捨石にテナガエビが生息

  • 捨石の隙間で泳ぐ稚魚の群れ

  • 川面への日陰の創出