川ナビ(川に関する情報)
肱川の情報や肱川に関する大洲河川国道事務所の仕事内容、川の楽しみなどを紹介。また、川のQ&Aも掲載しています。
(2)白滝箇所
施工場所 | 大洲市長浜町白滝(しらたき)地先(肱川本川右岸6k/0付近) |
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施工年度 | 平成13年度 |
事業の概要・目的
白滝地区において、自然環境の復元及び人々が自然や文化に親しめるような水辺の拠点整備として、せせらぎ水路や植生環境の創出を行ったものである。ミティゲーション(mitigation)
開発による自然環境への影響を何らかの具体的な措置によって緩和すること。
設計施工のポイント
水裏部の広い高水敷を有効利用。また、主に田んぼのあまり水である樋門排水を利用して、本来直線で排水する水を川のように蛇行させるものとした。洪水時には、樋門排水をスムーズにできるように直線部は、周辺より高さを低くして、まっすぐ排水できるように治水にも配慮した。
動植物が生殖可能な環境をつくるため、環境への適応が広く、外来種との競争にも堪えうるような生育力が旺盛な植物を考慮した。
中の島は、抽水植物から低木へのエコトーン(環境推移帯)となるよう配慮した。
(低木は周辺で確認された種のみである。)
計画決定時には、肱川水系の植物に詳しい大洲市立博物館の土居元館長の意見を参考に決定している。