その他 ─ 国土交通省 四国地方整備局 那賀川河川事務所
那賀川の特長を教えてください。
那賀川の特長は、以下の通りです。
- ① 急流河川
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那賀川は、2,000m級の剣山系から平野部へ流れ下っているため地形は急峻で、川の勾配も急になっています。
このため、上流で多くの雨が降ったときには、下流まで短時間で流れだし、水位も急激に増加します。
- ② 典型的な交互砂州
川底の水の流れによって、水の流れているところと、砂などのたまっているところ(河原)が交互にできそれが移動しています。
水の流れは急な角度で堤防にあたり、各所で堤防下部の深掘れを生じさせています。
詳しくは当ウェブサイト内にて紹介しておりますので、 該当情報のページ をご覧下さい。
一級河川と二級河川の違いは、長さですか? それとも、なにか他のことでしょうか?
河川の重要度によって区分されています。重要度については、流域の人口、資産の他、水利用の視点、河川の大きさ(長さ、流域面積、想定される洪水の大きさ)等、様々なことが考慮されます。
- ● 一級河川
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一級河川とは、国土保全上(治水)または国民経済上(利水)特に重要な水系で、政令で指定したものにかかわる河川で、国土交通大臣が指定したものです。
- ●二級河川
二級河川とは、一級河川として指定された水系以外の水系で、公共の利害に重要な関係があるものにかかわる河川で、都道府県知事が指定したものです。
- ●一級河川の指定区間
一級河川の河川管理者は国土交通大臣ですが、国土交通大臣は、一級河川のうち指定する区間内については、水系一貫管理に支障のない範囲で都道府県知事にその管理の一部を行わせることとしており、指定区間と呼ばれています。
ちなみに、那賀川事務所にて管理している区間は以下のとおりです。
那賀川:河口~十八女橋下流付近(那賀川距離標17k/500)、長安口ダム管理区間
桑野川:河口~長生橋上流付近(桑野川距離標9k/200+55m)
距離標 … 川の流心(流れの中心)で200m毎に距離を測り、そこから直角に堤防の左右岸に設置した距離杭

川の右岸と左岸は、どこから見て言うのですか?
川を水の流れる方向(上流から下流)に向かってながめたとき、右側を「右岸」、左側を「左岸」と呼びます。
堤外地、堤内地とは何ですか?
堤外地とは、堤防を基準にして水が流れている側にある土地のことをいい、堤内地とは、堤防によって洪水などの被害から守られる家屋などのある方の土地のことをいいます。これは、昔村落を堤防で囲み、洪水から村落を守ったことによるとされています。

「川の日」とは何ですか? また、それはいつでしょうか?
「川の日」は、7月7日です。河川について広く人々に理解と関心を深めていただこうと、国土交通省が平成8年度に制定したものです。
その制定の理由は、7月7日は七夕伝説の「天の川」のイメージがあること、7月が河川愛護月間であること、季節的に水に親しみやすいことで、従ってこの日には川に親しむ行事や活動が全国各地で開催されています。(右 川の日のシンボルイラスト)
水辺現地調査とは、何でしょうか?
人口や住宅の数を調べるように、川でも川に住む生き物や川の使われ方を調べています。那賀川に住む生き物については平成3年度から鳥類、魚介類、両生類・爬虫類、ほ乳類、植物などを調査しています。
なお、この調査結果は「河川水辺の国勢調査年鑑」などにより公表しています(平成5年度版からはCD-ROMで公表)。
河川愛護月間とは、何でしょうか?
「河川愛護月間」とは、一年のうちで特に河川愛護運動に力を入れる月間と国土交通省が定めたもので、昭和49年から7月がその月となっています。 毎年各地方整備局や都道府県、市町村などが主体となり、全国各地で、河川のクリーン作戦、絵画・作文等のコンクール等の地域の実情に応じた多様な活動を実施しています。
また、月間中、那賀川・桑野川を管理している国土交通省那賀川事務所では、沿川住民参加による下記行事を行っています。
- ボランティアによる河川一斉清掃
- 沿川の小学生による河川美化図画展
- 地元小中学生等による水生生物調査
その他、月間中に河川敷で行われるイベント等に、共催、または後援として参加しています。