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過去の災害時の被害状況など ─ 国土交通省 四国地方整備局 那賀川河川事務所
[ 洪水被害 | 那賀川 | 桑野川 | 那賀川流域における主要洪水 | 平成26年度の出水状況 台風11号 ]
洪水被害
那賀川
昭和25年9月のジェーン台風では、基準地点古庄においてピーク流量が推定で 9,000m³/sと未曾有の大出水となりました。また、近年においても、平成5年8月には約5,900m³/s、平成9年9月には約6,000m³/s、平成15年8月には約6,900m³/s、平成16年10月には約8,100m³/sと大きな出水が発生しています。
| 那賀川橋 | 加茂谷地区(堤内側) | 那賀川橋 | |
|---|---|---|---|
| 平常時 | 平常時 | 平常時 | 平常時 |
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| ▼ | ▼ | ▼ | ▼ |
| 洪水時 | 洪水時 | 洪水時 | 洪水時 |
 昭和25年9月(ジェーン台風) |
 平成5年8月(台風7号) (加茂谷中学校附近) |
 平成15年8月(台風10号) |
 平成15年8月(台風10号) (警戒水位を上回って流れる洪水) |
| 深瀬地区(堤内側) | 加茂谷地区(堤内側) | 持井地区 | 加茂地区 |
| 平常時 | 平常時 | 平常時 | 平常時 |
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| ▼ | ▼ | ▼ | ▼ |
| 洪水時 | 洪水時 | 洪水時 | 洪水時 |
 平成16年10月(台風23号) |
 平成16年10月(台風23号) |
 平成26年8月（台風11号) |
 平成26年8月（台風11号) |
桑野川
平成10年には、5月と9月に計画高水位に迫る洪水を記録し、平成11年6月には、平成10年の洪水を上回る洪水が発生しました。
| 長生橋から | 大津田樋門附近 | 住吉地区(堤内側) | 長生橋 |
|---|---|---|---|
| 平常時 | 平常時 | 平常時 | 平常時 |
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| ▼ | ▼ | ▼ | ▼ |
| 洪水時 | 洪水時 | 洪水時 | 洪水時 |
 平成10年9月(台風7号) (川幅いっぱいに流れる洪水) |
 平成11年6月29日 |
 平成16年10月(台風23号) |
 平成26年8月（台風12号) |
那賀川流域における主要洪水
| 洪水発生年月日 | 2日雨量 (mm) |
最大流量 (m3/s) |
発生原因 | 被害状況 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 全壊流出 (棟) |
半壊 (棟) |
床上浸水 (棟) |
床下浸水 (棟) |
水害区域面積 (ha) |
||||
| 慶応2年8月 | － | － | 台風 | 堤防決壊等により甚大な浸水被害が発生した。 | ||||
| 大正7年8月29日 | － | － | 台風 | 堤防決壊等により甚大な浸水被害が発生した。 | ||||
| 昭和25年9月3日 | 393 | (約9,000) | ジェーン台風 | [129] | [537] | [1,564] | [3,825] | 不明 |
| 昭和36年9月16日 | 561 | 約6,200 | 第2室戸台風 | 2 | 6 | 24 | 134 | 164 |
| 昭和40年9月14日 | 533 | 約3,600 | 台風24号 | － | － | 17 | 76 | 338 |
| 昭和43年7月29日 | 397 | 約5,700 | 台風4号 | － | 10 | 117 | 908 | |
| 昭和45年8月21日 | 384 | 約6,500 | 台風10号 | － | － | － | 2 | 22 |
| 昭和46年8月30日 | 483 | 約7,300 | 台風23号 | 1 | － | 92 | 86 | 95 |
| 昭和50年8月23日 | 612 | 約7,600 | 台風6号 | － | 1 | 91 | 41 | 266 |
| 昭和51年9月12日 | 723 | 約4,400 | 台風17号 | － | － | 6 | 2 | 54 |
| 昭和54年9月30日 | 311 | 約6,000 | 台風16号 | 1 | － | 10 | 3 | 106 |
| 昭和62年10月17日 | 370 | 約5,000 | 台風19号 | － | － | 3 | － | 17 |
| 平成2年9月19日 | 568 | 約7,100 | 台風19号 | － | － | － | 36 | 74 |
| 平成5年8月10日 | 398 | 約5,900 | 台風7号 | － | － | － | 2 | 21 |
| 平成9年9月17日 | 448 | 約6,000 | 台風19号 | － | － | 6 | 33 | 299 |
| 平成10年9月22日 | 247 | 約4,100 | 台風7号 | － | － | 19 | 298 | 71 |
| 平成15年8月9日 | 563 | 約6,900 | 台風10号 | － | － | 4 | 40 | 150 |
| 平成16年8月1日 | 946 | 約5,300 | 台風10号 | 6 | 5 | － | 12 | 111 |
| 平成16年10月20日 | 448 | 約8,100 | 台風23号 | － | － | 107 | 93 | 165 |
| 平成17年9月7日 | 632 | 約5,800 | 台風14号 | － | － | 11 | 2 | 121 |
| 平成21年8月10日 | － | 約7,100 | 8月10日豪雨 | － | － | 37 | 7 | 143 |
| 平成23年7月19日 | － | 約6,900 | 台風6号 | － | － | 3 | 18 | 127 |
| 平成23年9月3日 | － | 約7,700 | 台風12号 | － | － | 2 | 70 | 152 |
| 平成26年8月10日 | － | 約9,500 | 台風11号 | － | － | 240 | 106 | 約168 |
| 平成27年7月17日 | － | 約8,200 | 台風11号 | － | － | 37 | 54 | 約140 |
注1) 最大流量は那賀川基準地点「古庄」における流量年表による。ただし、昭和25年9月洪水の流量は基準地点「古毛」である
2) 被害状況は水害統計による(昭和25年は「徳島縣災異誌」の集計値)
3) ( )書きは推定値、[ ]書きは桑野川分を含む
4) 平成21年度以降の被害状況は、那賀川河川事務所調べによる
| 洪水発生年月日 | １日雨量 (mm) |
最大流量 (m³/s) |
発生原因 | 被害状況 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 全壊流出 （棟） |
半壊 （棟） |
床上浸水 （棟） |
床下浸水 （棟） |
水害区域面積 （ha） |
||||
| 慶応2年8月 | － | － | 台風 | 堤防決壊等により甚大な浸水被害が発生した。 | ||||
| 大正元年9月23日 | － | － | 台風 | 堤防決壊等により甚大な浸水被害が発生した。 | ||||
| 昭和31年9月26日 | 287 | (約500) | 台風15号 | 不明 | ||||
| 昭和34年9月26日 | 265 | (約430) | 台風15号 (伊勢湾) |
不明 | ||||
| 昭和40年9月14日 | 419 | 約740 | 前線 | － | ［642］ | ［2,224］ | ［1,449］ | |
| 昭和47年7月6日 | 308 | 約590 | 梅雨前線 | － | － | 128 | 440 | 553 |
| 昭和47年9月16日 | 191 | 約400 | 台風20号 | － | － | 31 | 315 | 191 |
| 平成2年9月19日 | 326 | 約490 | 台風19号 | － | － | 3 | 34 | 209 |
| 平成7年5月11日 | 362 | 約440 | 低気圧 | － | － | 2 | 10 | 6 |
| 平成10年5月16日 | 287 | 約670 | 前線 | － | － | 39 | 128 | 714 |
| 平成10年9月22日 | 242 | 約610 | 台風7号 | － | － | 47 | 145 | 29 |
| 平成11年6月29日 | 362 | 約770 | 梅雨前線 | － | － | 48 | 194 | 215 |
| 平成16年10月20日 | 236 | 約650 | 台風23号 | － | － | 5 | 76 | 69 |
| 平成21年11月11日 | － | 約540 | 低気圧 | － | － | － | 48 | 4 |
| 平成22年4月27日 | － | 約630 | 低気圧 | － | － | － | 0 | 127 |
| 平成26年8月2日 | － | 約780 | 台風12号 | － | － | 51 | 140 | 約295 |
| 平成28年9月20日 | － | 約660 | 台風16号 | － | － | 16 | 53 | 約225 |
注1) 最大流量は桑野川基準地点「大原」における水位流量換算値による
2) 被害状況は水害統計による
3) ( )書きは推定値、[ ]書きは前後の台風23～24号による被害を含む
4) 平成22年度以降の被害状況は、那賀川河川事務所調べによる
平成26年度 台風11号の出水状況
那賀川・桑野川の出水状況 －那賀川で観測開始以降最大の出水規模－
那賀川では、総雨量が中～上流域で600～900㎜程度、下流域では400～700㎜程度と激しい降雨を記録し、特に8月9日午後10時～8月10日午前8時の間の10時間では、１時間で30㎜を超える降雨が降り続き、その流域平均総雨量は431㎜に達しました。このため、阿南市羽ノ浦町の古庄水位観測所（基準地点）では、10日午前3時10分頃に、はん濫注意水位を超え、さらに同日午前6時頃に、はん濫危険水位に達し、その後も上昇を続け午前10時30分頃には、観測開始以降最高の水位（8.00m）を記録しました。その流量は9,500m3/s程度（速報値）と推定されており、今までの戦後最大流量9,000m3/s（推定値 ジェーン台風）を上回る流量を記録しました。
また、桑野川では、総雨量が500～600㎜程度の激しい降雨により、阿南市長生町の大原水位観測所（基準地点）で9日午前9時40分頃に、はん濫注意水位を超え、その後一旦水位は低下しましたが、10日に入り再度水位が上昇し、同日午前9時40分頃には最高水位（5.04m）を記録しました。
●那賀川橋（那賀川橋河口から７ｋｍ付近）
雨量・水位グラフ (平成26年台風11号)
※水位・流量のグラフデータは正時データであり速報値データ
