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ALB(航空レーザ測深)計測データの公開について ─ 国土交通省 四国地方整備局 那賀川河川事務所
■ALB(航空レーザ測深)とは?
ALBは、陸上の地形計測において、既に広く利用されている航空レーザ計測装置と同様のシステムを利用しますが、発射するレーザの波長が従来とは異なっています。陸上計測で使用する近赤外線レーザは、水に吸収又は水面で反射されるため、川底の形状の計測には使用できませんでした。一方、ALBで使用する緑色レーザは、水中を透過しやすい特性があることから、水底と陸地の地形を捉えることが可能となります。

ALB(航空レーザ測深)の計測イメージ
■那賀川におけるALBの活用
那賀川平野の堤防は、昭和28年に概成し、直線河道として流路を整備しましたが、昭和30年代には徐々に川の流れが単列化し、昭和40年代には交互砂州が形成されました。近年、那賀川橋上流の河道では、澪筋が固定化して局所洗掘が進行し、那賀川橋下流の河道も単列砂州の移動により水衝部が大きく変化し、局所洗掘が発生しています。 このため、那賀川では、中規模程度の洪水でも局所洗掘による災害が頻繁していることから、局所洗掘の発生状況を把握するために定期横断測量(測線間隔:200mピッチ)を実施しています。
今後は、局所洗掘の発生状況の調査にALBを活用することにより、河床の状態を面的に把握できるようになるため、局所洗掘に関してより詳細なデータを取得することが可能となります。
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那賀川における砂州の経年変化 | |
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局所洗掘による被災 (カゴマットの変形) |
局所洗掘による被災 (自然河岸の側方侵食) |
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陰影段彩図のイメージ |
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砂州比高図のイメージ |
・データフォーマットは → こちら
・平面直角座標系 : 第4系
なお、各ファイル名の位置関係は、下図のようになっています。

出展:地理院地図を加工して作成
■データの活用について
当該データの活用については、研究開発を目的とした使用を想定しており、その他の利用についてはご遠慮ください。当該データを使用し、その結果を公開したい場合は、那賀川河川事務所調査課に申請して頂くとともに、「国土交通省 四国地方整備局 那賀川河川事務所 提供データより」と明示頂きますようお願いいたします。なお、内部利用目的の場合については申請は不要です。
ダウンロードは以下のリンク先からお願いします。
<1.0mメッシュ>
<0.5mメッシュ>