令和元年12月17日(火)に、愛媛県や東予地方を中心とした地方自治体職員、当事務所の技術職員を対象に愛媛県内から51名の参加にて、
国道196号今治道路の工事現場におけるICTを活用した「新しい建設現場」の姿を体感する座学、見学会を開催しました。
昨年7月の西日本豪雨や今後予想されている南海トラフ地震への対応など、災害や減災のためにも地域における建設業の役割は重要となる一方、担い手確保が深刻な課題となっており、
建設業界でも『担い手確保』と合わせて『生産性の向上』が求められています。
国土交通省松山河川国道事務所では、本州と四国の高規格道路を結ぶ一般国道196号今治道路において、「生産性向上」の取り組みを具体化したICT技術による工事を行っています。
また、当事務所は、i-Construction をより一層推進し、「生産性革命」の貫徹に向けて、3次元データ等の活用をリードする i-Construction モデル事務所に今年3月認定されており、
ICT 技術を導入して他の事業でも進めているところです。
今回は、整備局より施工企画課課長補佐を招き、最新の「i-Construction」の取り組みについて学びました。引き続き今治道路で実際にICT土工の施工をしている「平成 31 年度新谷地区外改良工事
(受注者:(株)大旺)」へ移動してICT建機で実際の法面整形を体感したり、起工測量に活用しているUAV(ドローン)の飛行、災害等で活用が期待される360°カメラの撮影状況を確認したり、
「新しい建設現場」を体感しました。
今後は多くの現場で新たな技術導入が進み、生産性向上、建設現場における新3K(給与が良い、休暇がとれる、希望がもてる)が進み、魅力ある現場環境改善となることを期待して見学会を終えました。
