堤防強化対策(ハード対策)の推進
 詳細点検の結果、堤防強化が必要な区間については、堤防漏水の発生状況を注視しつつ、被災履歴、被災規模、現在の堤防が有している安全度、背後地の社会的条件等を総合的に判断し、緊急性の高いところより対策を講じることとしています。
 現在、吉野川、那賀川において堤防強化対策工事を実施しています。 
 
平成18年度工事実施箇所(平成18年9月28日現在の工事実施箇所)
 現在、吉野川本川下流においては、3箇所約4.8km、那賀川では2箇所約0.5km(計5箇所約5.3km)で、堤防強化対策工事を実施しています。
【吉野川本川下流】 【那賀川】
箇所名 市町村名 距離表 延長m
石井 石井町 右岸 15k/4+0〜15k/6+190 440
右岸 15k/6+190〜16k/0+80 270
右岸 16k/4+140〜17k/8+45 1,230
右岸 18k/0+100〜18k/8+100 810
右岸 19k/8+60〜20k/6 690
上板 上板町 左岸 20k/0-140〜20k/6 820
吉野 阿波市 左岸 23k/4+150〜24k/0+50 540
小計 4,800
箇所名 市町村名 距離表 延長m
下向 阿南市 左岸 5k/6+120〜5k/8+170 250
横見 右岸 5k/6+120〜5k/8+170 200
小計 450
 
堤防強化対策工法
 河川堤防への降雨、河川水の浸透を抑制、防止等を行うことにより、浸透に対する所要の安全性を確保します。
 なお、強化対策工法については、施工性、経済性及び維持管理のし易さ等を考慮し、適切な工法を組み合わせます。(下図参照)
遮水シートの施工状況(吉野川) ブンランケット施工状況(吉野川)
  注:写真のブランケット材料は、難透水性の土質材料