四国河川ニュース《8/14(土)〜8/20(金)》No.154
○今週のニュース○
○「石手川ダム水源地域ビジョン策定委員会」第5回幹事会を開催
(重信川水系 愛媛県)
○「キャンプ砂防2004in四国」を実施 (吉野川水系)
○新庁舎での業務を開始 (松山河川国道事務所)
1. 「石手川ダム水源地域ビジョン策定委員会」第5回幹事会を開催
(重信川水系 愛媛県)
○松山市において「石手川ダム水源地域ビジョン策定委員会」の第5回幹事会(幹事長:矢田部愛媛大学工学部教授)を開催しました。
○今回の幹事会では、第4回幹事会での意見を基に修正した基本理念、基本方針、施策メニューの修正案の説明、幹事会後とりまとめた地元調査(遊休農地の分布状況、無住宅地の分布状況
、人口動向調査)の結果報告、キ ャッチフレーズの検討を行った後、委員会に提言する「石手川ダム水源地域ビジョン(案)」について、活発な討議が行われました。
○今後は、9月上旬に第2回委員会の開催を予定しており、10月上旬の策定を目標に取りまとめていく予定です。
2.「キャンプ砂防2004in四国」を実施 (吉野川水系)
○四国山地砂防事務所では5人の大学生(京都府立大学、鳥取大学、岐阜大学、静岡大学、新潟大学)が参加して「キャンプ砂防2004in四国」を8月9日〜18日の10日間で実施しました。
○「キャンプ砂防」は砂防を専攻又は砂防に興味を持つ学生を対象に、中山間地域及びそこに生活する人々に対して果たす砂防の役割を地元の人々との共同作業や生活を通じて体験的に学ぶことにより、砂防に対する認識を深め、今後の土砂災害防止の推進に役立てる事を目的として実施しており、今年で9年目を迎えました。
○今回は砂防事業の現場や、地すべり観測手法、中山間地域の現状や水源地域保全の重要性、リサイクルの取り組みや阿波踊り体験、ラフティング体験、源流調査など四国の自然・文化・人々との交流を含む幅広いカリキュラムを体験していただきました。
○キャンプ砂防を終えた学生達からは、「砂防事業の勉強はもちろん四国の文化・歴史、自然、伝統行事まで幅広く体験でき、四国が大好きになった」、「砂防のファンになった」等の感想が述べられました。特に阿波踊り体験は一番人気で、5人全員がまた踊りにこの地を訪れたいとのことでした。
○講師の方々をはじめとする関係各位の協力により、短い期間ではありましたが参加した学生には大変有意義なものになったものと思います。この場をお借りして御礼申し上げます。
3.新庁舎での業務を開始 (松山河川国道事務所)
○『地域社会へより早く、より正確な情報を届けたい。』そんな願いをこめた、安心と安全の情報発信の拠点施設として松山河川国道事務所庁舎が完成し、新庁舎での業務を開始します。
○松山河川国道事務所の旧庁舎は、昭和39年に現在地に新築、組織の改編により度重なる増改築を繰り返してきましたが、狭隘・老朽化に加え平成13年の芸予地震での被災により早急な建替が必要となりました。
○事務所機能を市内の仮庁舎に移転後、旧庁舎を解体し、同一敷地内に防災拠点としての機能を備え、多様化する情報化社会にも対応する庁舎建設を進めてきました。
○新庁舎は「人と自然の共生」をテーマとしたグリーン庁舎を基本理念に、「雨水利用・太陽光発電・風力を利用した照明灯」および「氷蓄熱式空調システム」を採用しています。また、地域に開かれた「安心と安全の情報発信拠点施設」として段差の解消、多目的トイレの設置などバリアフリーの施設としています。
○また、災害時に防災拠点としての機能を果たすため、四国地方整備局では初めての『免震工法』を採用し、地震にも強い建物としており、災害時には地域住民の方々の避難場所として2階会議室を解放すると予定となっています。
(1)場 所 松山市土居田町797番地2
(2)業務開始日時 平成16年8月23日 (月曜日)
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■連絡先■
四国地方整備局 河川部 防災対策官 則 勢
〒760-8554高松市福岡町4丁目26−32
TEL 087-851-8061(代) マイクロ88-3125(則)
FAX 087-851-8474(河川計画課)
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