四国河川ニュース《2/28(土)〜3/5(金)》No.131
○今週のニュース○
○「肱川水系河川整備計画」意見募集を終了 (肱川水系 愛媛県)
○第10回吉野川フィールド講座を実施 (吉野川水系 徳島県)
○ダム等フォローアップ委員会を開催 (四国地方整備局)
○「地域づくりフォーラム2004in嶺北」開催される(吉野川水系 高知県)
○「石手川ダム水源地域ビジョン策定委員会」の幹事会を開催(重信川水系 愛媛県)
○「四国のみずべ八十八箇所67〜69」のご紹介
1.「肱川水系河川整備基本計画」意見募集を終了
(肱川水系 愛媛県)
○肱川水系河川整備計画については、1月23日の素案の公表からこれまでに意見交換会、公聴会、情報コーナーやインターネット、ハガキなどで
広く流域の皆様の意見を募集してきましたが、3日の情報コーナーの終了をもって意見募集を終えました。
○意見交換会は2月2日から6日まで流域内の5箇所で行われ、計約50名の方が意見を発表され、全体では約800名の方に参加頂きました。
○公聴会は大洲市で行われ、公述人には流域内から整備計画(素案)に肯定的な意見の方15名、否定的な意見の方7名の計22名の応募があり、双方から
5名選定し10名の方に意見を述べて頂きました。会場では約180人の方が傍聴されました。
○大洲河川国道事務所で11日間開設した「情報コーナー」には、計約150名の方が訪れ意見交換が行われました。また、出前講座も計4回行われ
約160人の方が参加しました。
○このほかハガキやインターネットなどで約600通の意見を頂いており、現在意見を集計中ですが、概ね9割の方から整備計画に肯定的なご意見を頂いています。
○今後、住民の方々から頂いた意見を可能な限り反映させた案を作成し、関係機関と協議のうえ早期に河川整備計画を策定したいと考えています。
2.四国地方ダム等管理フォローアップ委員会を開催
(四国地方整備局)
○3月5日(金)、高松市において「四国地方ダム等管理フォローアップ委員会」を開催しました。
○本委員会は、四国地方の国土交通省、水資源機構所管の管理及び試験湛水中のダム、堰について、管理状況の的確な把握、環境への影響調査の
分析と評価を客観的、科学的に行い、ダム等の適切な管理に資するとともに、ダム等の効率性及びその実施過程の透明性の一層の向上を図ることを目的に
実施されるものです。
○委員会では、中筋川ダムの事後評価(事業完了後の効果の検証のための評価)、平成14年渇水におけるダムの効果(平成14年渇水に対してダムが果たした
役割の評価)についての審議が行われました。
3.第10回吉野川フィールド講座を実施
(吉野川水系 徳島県)
○2月28日(土)、今年度最後の吉野川フィールド講座として「吉野川上流歴史探訪(美馬、三好郡内)」を実施しました。
○応募総数206名の中から抽選で44名の方が参加され舞中島、藤森堤、美濃田の淵、辻の渡し、大具の渡し、千五百河原、四国電力吉野川制御所などを
見学しました。
○参加者は、説明をして頂いた郷土史家の方々の「過去からの人々と吉野川との関わり」などの話を熱心に聞きメモをとるなどしていました。
○今年度は10回にわたり吉野川フィールド講座を実施しましたが、応募総数534名のうち抽選で274名の方が参加しました。
4.「地域づくりフォーラム2004in嶺北」開催される
(吉野川水系 高知県)
○2月29日(日)に高知県本山町において「地域づくりフォーラム2004in嶺北」(主催:嶺北広域行政事務組合、
共催:嶺北交流ふれあい推進会議・れいほくNPO)が開催されました。
○高知県の嶺北地域は吉野川源流部に位置し自然豊かな地域であります。また「四国の水がめ」である早明浦ダムを擁し、四国四県の発展に
大きく寄与してきました。
○その一方では若年層を中心とした人口の流出、急速な高齢化、林業など地域産業の停滞等厳しい課題にも直面しています。
○このため、産・官・学・民等が連携し、「森づくり」、「里づくり」、「人づくり」による地域活性化に取り組んでおり、その一環としてフォーラムが開催されたものです。
○フォーラムには、各種団体より約50名が参加し、「地域産業を考える」、「高齢化に対応したコミュニティを考える」などをテーマにワークショップが行われました。
○ワークショップの意見発表では、「嶺北地域の間での情報の共有化が重要だ」、「ITの活用も重要だが、その基盤整備が遅れている」など熱心な意見交換が
なされていました。
5.「石手川ダム水源地域ビジョン策定委員会」幹事会を開催
(重信川水系 愛媛県)
○このほど松山市において、「石手川ダム水源地域ビジョン策定委員会」の第3回幹事会(幹事長:矢田部愛媛大学工学部教授)を開催しました。
○これまでの会議では水源地域の現状調査結果、アンケート調査による水源地域の意向等を基に、石手川ダム水源地域における現状の問題点、課題について
討議が行われてきました。
○今回の幹事会では、新たに実施した幹事及び水源地域の住民の皆さんへのヒヤリング調査、水源地域の小学生を対象にしたワークショップの結果も加えて、
現状における水源地域の問題点・課題、及びそれらを踏まえた水源地域の今後のあり方、「石手川ダム水源地域ビジョン」の基本理念、基本方針、
施策メニューについて活発な討議が行われました。
○今後は、5月に開催予定の委員会に向けて、幹事会としての「石手川ダム水源地域ビジョン(素案)」を取りまとめていきます。
6.「四国のみずべ八十八箇所67〜69」の紹介
(四国地方整備局)
【愛媛県】
67番 魔戸の滝・奧魔戸(愛媛県新居浜市)
ポイント:雑木林の道を登っていくと、山水画を思わせる全景が広がる。上樽、中樽、下樽の三瀑布からなり、地元では「樽滝」と呼ばれている。
下樽の落差は約40メートル。龍王と彦兵衛の娘にまつわる伝説もある、神秘的でロマンチックな滝である。
【香川県】
68番 豊稔池(香川県三豊郡大野原町)
ポイント:豊稔ダムは昭和初期に造られた日本最古・最大級の石積アーチダム。ヨーロッパの古城の趣きがあり、歴史的建造物としての価値も高い。
豊稔池はそのダム湖であり、夏に行われる“ゆる抜き”(放水)はダイナミックな水のイベントとして有名である。
69番 香川用水東西分水工(香川県三豊郡財田町)
ポイント:香川の水の“心臓部”であり、最も重要な水供給施設である。周辺には香川用水記念公園と資料館がセットで整備され、水の大切さや働きを
遊びながら学習できる。来場者が増え、水についての認識がいっそう高まることが期待されている。
※写真等詳細は四国地方整備局ホームページhttp://www.skr.mlit.go.jp/または「四国のみずべ八十八カ所 MAP」でご覧いただけます。
MAPについては「四国のみずべ八十八カ所」実行委員会事務局(国土交通省四国地方整備局河川部河川計画課内TEL087-851-8061)
までお問い合わせ下さい。
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〒760-8554高松市福岡町4丁目26−32
TEL 087-851-8061(代) マイクロ88-3125(則)
FAX 087-851-8474(河川計画課)
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