四国河川ニュース《2/7(土)〜2/13(金)》No.128
○今週のニュース○
○東南海・南海地震に係る地震、津波対策勉強会を開催(高知県)
○土砂災害対策のための市町村職員研修会が開催される(徳島県)
○「四国のみずべ八十八箇所58〜60」のご紹介
1.東南海・南海地震に係る地震、津波対策勉強会を開催
(高知県)
○2月13日(金)、高知市において「第3回東南海・南海地震に係る地震、津波対策勉強会」を開催しました。
○この勉強会は、昨年9月から四国地方整備局(河川部・港湾空港部、高知河川国道事務所、高知港湾空港事務所)、高知県関係各部課(総務部危機管理課、
土木部企画課、河川管理課、河川整備課、砂防課、海岸課)で行っているものです。
○勉強会では、最近の動向として高知港湾空港事務所が行った浦戸湾を中心とした津波予測シミュレーションなどが報告されました。
○また、地震動モデル、施設の耐震性能、津波の規模と解析の考え方、今後の取り組みの方向性等について意見交換が行われました。
2.土砂災害対策のための市町村職員研修会が開催される
(徳島県)
○2月9日(月)、「土砂災害対策のための市町村職員研修会」(主催:徳島県治水砂防協会 会長:西徹山城町長)が徳島市で開催され、徳島県下の市町村職員
及び消防関係の約80名の方々が参加しました。
○研修会では西会長の挨拶に続いて、(社)全国治水砂防協会の大久保理事長、徳島県の綿澤理事らによる来賓挨拶があり、続いて国土交通省近藤砂防部長、
徳島県佐和砂防防災課長による講演が行われました。
○砂防部長の講演では、昨年7月の熊本県水俣市を中心とする土石流災害やそれを契機として平成16年度重点事業としている「土砂災害対策3つの
緊急プロジェクト」等についての話がありました。
○また、現在砂防部では気象庁と連携して土砂災害警戒情報の充実を図っており、市町村長は勇気をもって避難勧告・指示を出すこと、また、土砂災害防止法に
基づく「警戒区域・特別警戒区域」の指定にあたっては警戒避難体制の整備や土地利用規制について地元住民と調整を図る上で市町村の役割は極めて重要で
あることなどの話がありました。
○砂防防災課長の講演では、最近の徳島県における土砂災害について、生々しい映像を用いた説明があり、特に平成15年は計27件の土砂災害が県下で
発生し、全国的に見ても比率が高い。
○また、現在徳島県では2万5千分の1の地形図を用いた土砂災害危険箇所図を作成中で、来年度には市町村へ配布するとともに説明会等を開催したい旨の
話がありました。
3.「四国のみずべ八十八箇所58〜60」の紹介
(四国地方整備局)
【愛媛県】
58番 三ヶ村泉(愛媛県温泉郡重信町)
ポイント:江戸時代に農業用水を確保するために、3つの村が共同で開発した。オランダガラシで水面を覆われた、澄んだ水の中ではカワムツがたわむれ、
生命の息づかいが聞こえるようだ。今も地元の人々が大切に手入れをしていて、土木遺産としても価値がある。
59番 重信川湧水群(愛媛県松山市〜温泉郡川内町)
ポイント:弘法大師が杖を突いて湧出させたという伝説がある“杖の淵”や、夏の天然プールとして子供たちに赤坂泉など、重信川流域には60を越える
湧水群が点在している。里山の風景が保たれ、貴重な野生動物のすみかでもある。
60番 重信川河口(愛媛県松山市)
ポイント:干潟に生息する獲物をねらって、たくさんの水鳥が集まり、環境省のシギ、チドリ類の重要渡来地に指定されている。空と海が溶け合うような
夕陽が素晴らしい。ダイナミックな自然が楽しめ、週末は野鳥観察や潮干狩りの家族連れでにぎわう。
※写真等詳細は四国地方整備局ホームページhttp://www.skr.mlit.go.jp/または「四国のみずべ八十八カ所 MAP」でご覧いただけます。
MAPについては「四国のみずべ八十八カ所」実行委員会事務局(国土交通省四国地方整備局河川部河川計画課内TEL087-851-8061)
までお問い合わせ下さい。
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■連絡先■
四国地方整備局 河川部 防災対策官 則 勢
〒760-8554高松市福岡町4丁目26−32
TEL 087-851-8061(代) マイクロ88-3125(則)
FAX 087-851-8474(河川計画課)
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