四国河川ニュース《10/18(土)〜10 /24(金)》No.113
○今週のニュース○
○第6回吉野川フィールド講座 (吉野川水系 徳島県)
○全国治水砂防協会四国地区支部長会議
○内分泌攪乱物質(環境ホルモン)調査結果を公表 (四国地方整備局)
○「四国のみずべ八十八箇所O〜Q」のご紹介
1.第6回吉野川フィールド講座を実施
(吉野川水系 徳島県)
○第6回吉野川フィールド講座(吉野川の雨量・流量観測調査)を10月18日(土)麻植郡山川町の「こうつの里」で実施しました。
○今回の講座には、29名の方が参加され、まず徳島河川国道事務所の担当者から吉野川の降雨特性や雨量・流量観測所についての説明が行われ、
吉野川の雨の降り方やそれを観測する施設などについて理解を深めました。
○続いて、徳島大学工学部の端野教授から「森林の水源涵養機能」についてのお話を聞き、山に降った雨がどのようにのように川の流れになって
いくのかを学習しました。
○参加者からは、「森林と雨との関係がよくわかった」等の意見が聞かれました。
2.全国治水砂防協会四国地区支部長会議が開催される
○10月23日(木)徳島県山城町において、「全国治水砂防協会四国地区支部長会」の15年度会議が開催されました。
○この支部長会は、砂防事業の諸問題について四国四県が一体となり対処すると共に、関係機関に意見具申等を行い、事業の促進を図ることを
目的に設立された組織です。
○会議には四国四県の支部長の外、本省砂防部砂防計画課長、四国地方整備局河川部長、四国四県の砂防担当課長等関係者が出席し、市町村合併
後の砂防分野における問題点と対応等について、活発な意見交換がなされました。
○最後に、支部長会として砂防施設の重点整備や南海・東南海地震に備えた急傾斜対策事業の促進などを求める決議を行い閉会しました。
3.内分泌攪乱物質(環境ホルモン)調査結果を公表
(四国地方整備局)
○10月24日(金)、平成14年度の水環境における内分泌攪乱物質(環境ホルモン)の実態調査結果を公表しました。
○この調査は、内分泌攪乱物質として疑いのある物質について、今後の対策検討の基礎資料とするため平成10年度より全国の一級河川及び
下水道における実態調査、河川への流入実態調査等を実施しているものです。
○平成14年度は、全国の一級河川109水系のうち、水質調査を55水系76地点、底質調査を22水系26地点で実施しました。
○四国でも、一級河川8水系のうち、吉野川、重信川、土器川の3水系3地点において水質調査、底質調査を実施しました。
○水質調査においては、調査対象8物質のうち2水系で合計6物質が確認されました。また、底質調査では1水系で検出下限値を上回りました。
4.「四国のみずべ八十八箇所O〜Q」の紹介
(四国地方整備局)
【徳島県】
O新町川水際公園とケンチョピア(徳島県徳島市)
ポイント:水の都、徳島をアピールするおしゃれなみずべ空間であり、多くの市民の憩いの場となっている。近隣には構造物が立ち並ぶが、その中の
自然として周囲とマッチしている。また、ケンチョピアは我が国唯一の県庁前という町中にあるハーバーでイルミネーションは市内有数の夜景
スポットである。
P鷲敷ライン(徳島県那賀郡鷲敷町)
ポイント:豊かな水量と濃い青色の深い渕、大小の岩等、変化に富んだ渓流は美しい。奇岩が美しく地球の息吹を感じる那賀川中流域の代表的な
景観である。また、キャンプ、カヌー等のレジャー活動が盛んであり、周辺にはキャンプ場や温泉もあり家族で楽しめる県民の休憩地である。
Q日和佐海岸(大浜海岸)(徳島県海部郡日和佐町)
ポイント:太平洋を望む広い砂浜であり、寄せては返す波、海の色の澄んだ様子が美しい。また、ウミガメの産卵で有名である。
※写真等詳細は四国地方整備局ホームページhttp://www.skr.mlit.go.jp/または「四国のみずべ八十八カ所 MAP」でご覧いただけます。
MAPについては「四国のみずべ八十八カ所」実行委員会事務局(国土交通省四国地方整備局河川部河川計画課内TEL087-851-8061)
までお問い合わせ下さい。
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