四国は平野も山も危険地帯

水害危険地帯:川沿いの平野4%に四国全体の1/4の人口が集中。
土砂災害危険地帯:地形の急俊な四国、構造線に沿って土砂災害危険区域が集中。

「四国地方の地形地質特性」
四国地方は、中央部を東西に四国山地が連なり、山がちで急峻な地形が続きます。また、構造線が横断しこれに沿って脆弱な地質が分布することから土砂災害の危険区域が極めて多い。一方、川沿いに開けた平野部は水害に対する危険地帯となっています。山地部も平野部もその殆どが危険地帯なのです。

 

「氾濫危険区域内は人口が集中」
山がちな四国地方では、洪水氾濫区域は全体面積のわずか4%に過ぎません。しかし、この狭隘な洪水氾濫区域に25%の人口や資産が集中しています。洪水被害を防御する河川堤防は、まさに生命線です。

 

 

「全国平均を大きく上回る土砂災害危険箇所」
広い山地面積、急峻な地形特性、脆弱な地質特性により全国平均を大きく上回る土砂災害の危険箇所が集中しています。

 

「吉野川河口横断図」
吉野川河口部の横断図をみると、大規模洪水時の吉野川の水面よりも低い場所に人々の生活の場があることがわかります。

 

「仁淀川浸水想定区域図」
100年に1回程度起こる洪水で破堤した場合、土佐市や、いの町、春野町、日高村の中心部など広範囲が浸水します。