■みずべの魅力
宮窪瀬戸は、大島の対岸にある能島が村上水軍の海城であったことで知られています。
また、速い潮流を利用した「潮流体験」も楽しめます。
これは、若手漁師の会「宮窪水産研究会」とまちおこしグループ「水軍ふるさと会」がはじめたもので、
漁船に乗って宮窪瀬戸をクルーズし、年間を通じ(定休日:月曜日(祝日の場合は翌日))潮の速さや潮鳴りをリアルに体感できます。
また、村上水軍の海城であった能島は、春には桜で覆われます。
桜の季節の土日には、渡船が出るため、能島に渡って花見を楽しむことができます。
■歴史
戦国時代に全盛を極めた能島村上水軍は、九州から塩飽諸島あたりの海上交通を支配していました。
戦闘も行っていましたが、それ以外の時には、海上交通の案内人、海上警察、海上運輸など、
瀬戸内海の安全や交易にとって重要な役割を果たしていたといわれています。
村上水軍は、速い潮流を要塞として利用し、能島に建設した海城は、海城としては唯一の史跡に指定されています。
■環境
能島とその周辺の海域は、瀬戸内海国立公園に指定されています。
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