■みずべの魅力
御幸橋は、大洲市の東、旧河辺村にある屋根付橋の中で最も古い橋で、
背後の天神社が祀られた年に参道として架けられたと伝えられています。
スギやケヤキによって造られており、くぎは一切使われていません。
参道としての機能とともに、生活道としての役割も果たしてきていて、
地域にはなくてはならない橋でした。河辺町には御幸橋を含め9つの屋根付橋があり、
それらを巡ってみれば、それぞれが地域の生活と密接にかかわりを持っていることを感じられます。
屋根付橋は、この地域に人々が育んだ文化を垣間見せてくれます。
■歴史
もともと、生活道や参道として造られた橋で、地域の人々が雨露をしのいだり、
収穫物の倉庫として、また地域の集会所のような役割も果たしてきました。
その役割は今でも変わらずに残っていることに価値があると言えます。
また、御幸橋を通り、坂本竜馬が土佐から脱藩したと伝えられています。
■環境
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